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自分の身の丈は超えようとせず、身の丈までは常に精一杯。 自分が自分の行動記録的な日記として残しているブログ。 失礼恐縮&無礼勘弁。

自分の日記

   

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姫の弁当

今日は幼稚園の遠足。
姫ママの作ったお弁当(^^)/
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遠足のお弁当

今日はチビが幼稚園の遠足らしい。
0524meisyoh-picnic-lunch.JPG
ママも一緒に行くそうで、二人用の弁当を作っていた。
これに、あとオニギリだそうだ。
アンパンマンの楊枝が羨ましい。
左の揚げ物は、芋にトウモロコシを練り込んだコロッケ。
残ったのを貰ったが、甘くて何もつけなくても美味しい。
 

H25伊豆ヶ岳

5/23wed.

久し振りに歩きに行けることになった。

体がかなり重く、鈍っているから気が重いが、行かないともっとひどいことになる。

行き先はトレーニングのときにいつも行く、秩父の伊豆ヶ岳。

リュックはドイター「ガイド+35」。

荷は前後合わせて15kg。水は1.7リットル。

靴は軽い方にして、バーグハウス。靴下は一番厚い左右指定タイプのを1枚重ねで。

 

6時過ぎに起きた。

非常に良い天気で暑そう。

急いで身支度を済ませ、飯は喰わずにチビが目を覚ます前に家を出る。

 

最寄の駅には06:20くらいに着いた。06:54池袋発の準急飯能行きに余裕で乗れる。

コンビニでオニギリを2個仕入れて池袋に向かい、西武線の改札を入ってトイレ。

ホームで待っていると、着いた電車はこんな時間なのにほぼ満員。どこからお越しになったのかは判らんが、皆さんご苦労様です。

 

飯能で乗り換えて、吾野駅には08:15くらいに着いた。

トイレに行ってから座ってユックリと身支度をし、靴を締めて歩き出したのは08:35

快晴。少し風が出ている。

 

線路沿いからコンクリ会社の横を入り、神社の角を曲がるといよいよ山に入っていく。

ゆるゆると雑木林の中を登っていく。

気温はそれほど高くはないようだが、風がなくて汗がダラダラと流れる。

体が非常に重い。かなりの運動不足。

たまに吹く風がとても気持ちいい。

 

09:45子の権現。

相変わらずの良い天気。大わらじの横の木陰で休憩。あぁ、しんど。

オニギリを一つ食べる。水が旨い。

トイレにも行って長い休憩を済ませ、10:10スタート。

 

10:45天目指峠。

小休止。風が吹いて気持ちいい。11:00スタート。

 

斜面は段々と急になってくる。

雑木林の中のオニギリ山を幾つも越えていくような大きくはないが急な登り降りを繰り返す。奈良の奥駆道に似ている。

11:40高畑山。

 

12:25古御山。直前の急斜面の途中で、あまりに風が気持ちよく抜けていくので木の根元に置いたリュックに座って10分ほど休んでしまった。水も飲んだ。

今回は、まともに歩くのは非常に久し振り。体は重いし筋肉は鈍っているし、とてもキツい。水の消費量も休憩も非常に多い。少しずつ戻していかないと・・・。

今日は同じ向きに歩いているのは、最初に抜いた一人だけ。しかしすれ違う人はポツポツといる。平日にしては多いと思う。さらに、その殆どがトレイルランナー。

最初にすれ違った数人は体も締まっていて小走りに過ぎていった。

が、後半は格好は一人前だが、歩くのより遅いヤツもいる。

何だろう、と思っていたら山のてっぺんに紙が貼ってあった。今度の日曜にランの大会があるそうだ。

それで、と理解。

12:40スタート。体は元気だが、足だけ勝手にバテている感じ。

 

13:00伊豆ヶ岳。

H250523izugatake.jpg曇ってきて風も強く吹いている。涼しくて気持ちよいが長尻すると寒くなりそう。

相変わらず長い休憩と多目の水。写真を撮って13:05スタート。

 

男坂・女坂は相変わらず落石で通行禁止。ここいらの岩は脆いから当分ダメか。迂回路も毎回少しずつ変わっている。

坂の合流地点から右の方に緩やかに下っている道があるが、「危険!」と出ている。かつて通った西吾野へ行く道だと思うが、今回はパス。

少し先の、正丸への近道を降りることにする。

 

14:05正丸駅に到着。

休憩も含めて5時間半。物足らないが久々の今回は良しとしよう。

次回は20kgくらいにしないと。

天気がよかったのが有り難い。

 

正丸駅前に「駅前食堂」という食堂がある。土産物屋の半分が立ち食い蕎麦屋になっているようなモン。

「たぬきそば」400円、冷やしも同じ。午後は早めに終うようだが無休らしい。

吾野駅前の食堂は平日は開いていないし、蕎麦もここの方がまともそう。

そのうち食べてみよう。

サンシャシン水族館

幼稚園に迎えに行って、そのままサンシャイン水族館へ。
天気が良ければ動物園も良かったが、雨交じりなので。
ここ、年間の会員証を持っているので時間があまりないときでも気軽に行ける。
3才までタダなので、チビはフリー。
この1年半で何度行ったか、覚えていない。
 
何度も来て勝手知ったチビは中に入ると走り回る。
他の人の迷惑にならないようにしている積りだが、時々大人の足の合間を掻い潜って見えないところに行ってしまう。
必ず見るのは、マンボウ、ペンギン、ラッコ、あと大水槽。
0520under-the-water.JPG今日はタイミング良く、大水槽に辿り着いたらボンベ背負ったお姉さんが中で泳いでいた。
1時間ほどしてマンボウの辺りで“腹が減った”“ペンギンを見たい”と強いオーダー。



 
ペンギンプールの方に進んで、外に出る前にお土産売り場で「水族館スタンプ」を買って、ペンギンの前にカフェに寄る。
ここは『カナロア カフェ』というのか。初めて名前があること気が付いた。
オヤツなので入るときはパンケーキを食べる筈だったが、中のメニューを見たら「お子様ランチ」から目を離さなくなってしまった。
DCIM0595baby-lunch.JPG仕方なく、全部食べて晩飯全て食べることを条件に、「お子様ランチ」700円に「100%オレンジジュース」セットだと150円を頼む。
案の定、途中で満腹になったようで、でもお腹一杯とは言えず、苦しそうな顔をして時々外や他の席のお客さんや店内の映像を見て誤魔化しながら少しずつ食べている。
仕方ないのでミニプリン、ミニタイ焼き、砂糖で出来たサンタクロースは没収。家に持って帰る。
それでも無理そうなので、半分近く手伝ってあげた。
 
家に帰ったら晩飯はお好み焼きだった。
腹は減らないが仕方ないので頑張って食べた。
ふと見ると、チビは自分のを半分以上残して御馳走様。知らんぷりして買ってきたスタンプ遊び。
こういう所、親よりも要領がいい。

2013母の日パーティー

初登頂から帰還し、晩飯は母の日のパーティ。
昼間からチビが“パーティー、パーティー”と言い続けていた。
これも“ぱーちー”になりそうだが、英語の発音だけは親よりいい。
DCIM0573.JPGメニューは「アボガド、玉葱&胡瓜のサラダ」「「グリルで焼いた殻付き海老と茄子」「切り落としハムとチーズの切れはし」「パン」。
どれも酒を呑めと言わんばかりのメニュー。それも、ワイン。
チビは子供らしくなく、野菜は良く食べるが肉やエビは好まない。
チーズは好き。
パパは全部好き。
満足。

箱根山@戸山

久々の頂上制覇。

箱根山? そう、箱根山。
戸山?富山でなくて? そう、富山。
 
新宿戸山公園の箱根山に行ってきた。
標高44.6mで、山手線内では一番高いそうだ。
もとは尾張徳川の下屋敷の庭園として整備され、本物の箱根山に見立てて造られたのが、ここの箱根山。
学校が近かったので知ってはいたが、家とは反対側だったので行ったことがなかった。
そこにチビとトライ。
冬に大山に連れて行って逃げ帰って来たのでサミット・リベンジ。
 
チビの幼稚園が終わるのを待って、チビママから引き継いだ。
幼稚園は終了後に園内で遊べるんだが、いきなり池に嵌ってずぶ濡れ、大泣き。
でも服がぬれただけで、なんで泣くんだ?
預けておいた衣類を出してもらって着替えたら、また懲りずに池に向かう。
慎重に水面の石を一周して気が済んだようだ。これもリベンジか?
 
箱根山に早く行きたかったので急かしたら、リュックに乗せろ、と。
少しは歩いて欲しかったが仕方ない。
まだ大勢のチビやママたちがいる園内を、リュックにチビを乗せて横切る。周囲から見ると違和感があるかもしれないが周りは見ない。
園を出たところにパン屋が軽ワゴンで停まっている。しまった。パンを幾つかと紙パックのイチゴ牛乳を買う。
 
バス停まで歩いて10分ほどバスを待ち、乗って20分くらいで西早稲田。ここから少し歩く。
公園に入ったときにはチビはリュックの上で熟睡。
仕方ないのでベンチを見つけてリュックを下ろし、しばし休憩。
周りは散歩のお年寄りや練習中の高校生やらで、平日にしては人がいる。
30分ほどしてチビが起きた。
いきなり機嫌が悪い。“オヤマに行くぅ~!”と泣き叫んでいる。
寝ぼけてる。
しばらくなだめて落ち着いたところでイチゴ牛乳とパンを出したが、要らない、と。早く山に行きたいみたい。
そこから公園散歩を登山風の気持ちで望んだが、10分ほどで頂上に着いてしまった。
周りが大きな木で囲まれているので遠景は殆どないが、新宿の高層ビルが少し見える。
0513hakone-yama.JPGあとは下を見下ろして登頂した気分。
頂上に着いたらチビがパンだ、イチゴ牛乳だ、と騒ぎ出す。
最初から頂上で食う積もりだったようだ。3才にして登山家の心を持っている。
焼きそばパンとイチゴ牛乳を食べながら、チビは次のターゲットを発見。少し先にブランコが見える。
ブランコを見つけたチビは急いでパンを食べてすぐに下山開始。
ブランコは団地内の公園にあった。
しばらくブランコ、像の滑り台、砂場で遊んで、まだ未練たっぷりのようだが晩飯に向けて撤収。
 
たかが44.6m、されど44.6m。
初の頂上制覇。
次は1000m以上には行きたい。

今シーズン最後かも。BBQ@home

春から休みのパターンが変わって、連続休を取り辛くなった。
今のところ、月曜・木曜が休み。
さらにチビは昼過ぎまで幼稚園。
要するに、チビが幼稚園だけの月・木に、午後の半ばからなら一緒に遊べる。
その結果、月曜は5週連続でホーム・バーベキューをやっている。
昨年の暮れに庭に板を敷いたが、こんなに活用するとは思わなかった。
BBQ、昔は良くやっていたが暫く遠ざかっていて、去年から復活した。
特に厚切りの肉をじっくり焼いて、表面は一部焦げ始めているが中は赤い、という具合に仕上げられると、それは旨い。
その都度コンロ自体や網の高さを工夫して、中厚の肉も上手く焼けるようになってきた。
今日のメインは1000円のステーキ肉。
気持ち焼きすぎたが、旨い。BBQ素晴らしい。
HomeBBQsteak.JPGHomeBBQriceball.JPG
良い肉を安売りで買って冷凍しておいたのやサラダなども食いながら、〆には焼きおにぎり。
これがまた旨いし、残ったご飯を全部焼いたので翌日の朝飯にもなった。
そろそろ蚊が出てくるので、これで今期は終了。
やるなら蚊取り線香を10個くらい使うべし。

誕生パーティ

「ローストビーフ」@誕生会の前夜祭
チビの誕生日に向けて、チビママはいろいろと準備をしていた。
ところが直前になって、メニューが多すぎることに気づいてしまった。
で、急遽、「前夜祭」も開催されることになった。
0316zenya-sai.JPGそのメインメニューが、これ。「自家製ローストビーフ」!
前に『ノブチン亭』でご馳走になってとても旨かったレシピを教えてもらって作ったそうだ。
あとは「血液サラサラコールスロー」に「緑菜のおひたし」、パンとスープ。
実はこのローストビーフの肉、99円/100gだと。激安。
でもとても美味しい。
大満足。
 
「あんぱんまんチラシ寿司」&「レモンケーキ」@誕生会
家で、チビの誕生パーティー。
0317tai.JPG朝はいつものように「鯛の御頭付」と「赤飯」。
鯛の塩焼き、子供のころは旨いとは思わなかったが、いつの間にか味覚が変わった。
今では残ったのを翌朝にポン酢をかけて喰うのも好きだが、今回は昼までになくなってしまった。



で、晩飯。
メニューは、「あんぱんまんのチラシ寿司」「海老のロースト」「アボガドサラダ」に「レモンケーキ」。
f9646f91.jpeg0317ebi.JPGかなり前から本人に“どんなケーキを食べたいの?”と聞いていたが、毎回の答えが「レモンケーキ!」。
でもヒアリングを重ねてもどんなケーキかは判らない。
判ったのは“レモンのケーキ”“食べたことがある”“ママは食べたことがない”などと、混乱させる情報だけ。
で、頑張って出来たのが、これ。
なかなか美味しい。
普通、ケーキは最後に出てくるものだが、チビのお祝いのときは最初に出てくる。
寿司も美味しい。
海老は殻までパリパリ喰えて、とても嬉しい。
サラダはチビしか取ってはいけない、と本人が勝手に決めたルールで、何度かお願いして取ってもらった。美味しかったが、もっと食べたかった。

 

雲取山の堂所まで(トレーニング)

昨年の6月だったか、常念岳に行った。それ以来まともに歩いていなくて足の筋肉が自分で判るくらい減っている。地下鉄の階段も長いと辛くなる。このまま死ねない。
行き先は雲取山だが、頂上に辿り着くよりも、今回はトレーニング。
とは言え、山に泊まって帰ることも想定して、テントには冬用外張り・アイゼン・オーバーパンツ・ロングスパッツ、など。シュラフはイスカのAir630の中にAir280をセットしてから巻いたから、かなり嵩張る。
あとはダウンのマイクロジャケット・ロンングパンツ・テントシューズなど。
水は2リットル+900㏄に湯を900㏄。
あっ、さらにフロントバッグの中に500cc。
で、最終的にリュック23㎏にフロントバッグ2㎏でトータル25㎏。重いな。

朝は5時過ぎに起きた。
06:23 最寄駅発。 
08:28 奥多摩駅に到着。
西鴨沢行きのバスは08:35発の予定。
因みにバス停は改札の目の前ではなく、道路の向かいの2番乗り場。
バス停に迷っていたら停まっていたバスは満杯になってしまい、増便の2本目に乗って鴨沢に着いたのは09:15。
トイレに行ってから靴の紐を締めて、スパッツも着けて09:35スタート。
 
キツイ。重い。汗がダラダラ。
あまりの運動不足。荷物が重すぎ。
 
11:50堂所。
歩くのが辛い余り、後から来る人たちに余裕があるフリをして抜いて行ってもらう。
そのうち、一番モタモタ歩いてきた女の子にまで追い抜かれてしまった。追い抜かれ際に雑談をしたら、出遅れてバイクで追いかけてくる彼氏を待ちながら歩いているそうだ。道理でモタモタ。
こっちはこの時点で、もう上までは行く気は失せていたので見送る。彼氏の小野田さんと会ったら青木さんは先に頂上に行ったよ、という伝言まで受けてしまった。
風が急に強く吹いてきた。かなり冷たい。脱いでリュックに縛っていた上着を二枚とも着る。
今シーズン、寒さを強く感じるようになった。急に歳をとって経年劣化した感じ。リュックも重い。背負っているときも、担ぎ上げるときも。さらに運動不足による弱体化。
この1年、本当に衰えた。山に殆ど行けなくて、運動不足。気持ちも段々と弱くなっていたから闘志不足。昨シーズンまでは寒さなど感じなくて、風邪をひいたとき以外はコートも着ていなかった。
人生、大事なのは「撤退」かな。

6bdfc580.jpeg12:15 撤退開始。
12:50 道の氷がなくなってきところで開けたところで休憩。マッタリして15分も休んだ。
山に行く時はいつも、事前は受験勉強のように直前の駆け込みだが、予習をする。その時には余裕を見るがかなり歩くことに前向きのスケジュールを組む。
でも大抵、頂上まで行ってしまうとすぐに帰りたくなり、特に帰りのペースはかなり早い。
でも今は、帰る気にはなっているが急ぐ気はしない。マッタリ。これも心の経年劣化か。
 
13:45 鴨沢のバス停に帰着。
次のバスは14:33。
時間はタップリあるので靴とスパッツ、ストックを束子で洗ってから缶コーヒーでマッタリ。
 
奥多摩駅15:26発のホリデー快速に乗った。
新宿まで直行で17:02着。土曜だからか空いていて1時間半、座っていける。
こんなのを嬉しいと思うようになってしまった。
やはり人生、早めの撤退が重要だ。
山に籠ろう。心身ともに、しっかりやり直さないと。
 

雪の安達太良山(敗退)

オフの福島に行くのは、おそらく最後。その帰りに雪の安達太良山へ。
リュックはドイターの32リットル。湯と水を900ccずつ。
上半身は半袖Tシャツに長T、その上にこの前買ったマウンテンハードウェアのフリースジャケットに大外はパタゴニアのオレンジのハードシェル。
下は下着に福島のイトーヨーカ堂で買ったロングタイツを履いていつもの冬用山ズボン。歩く前にmont-bellの横開きオーバーパンツを上から。
靴下は薄い安物でない方の五本指靴下の上にユニクロの厚いヤツの二枚重ね。靴はスカルパのミラージュ。
帽子は厚いモコモコフリースの丸いの。
手袋は重ねて使う奴だが、そのベースになるOutdoos Reserchのを単体で。
 
 
8時に福島からレンタカーで出発。
115号線を通って土湯を過ぎて、9時10分に安達太良スキー場の駐車場に着いた。
初めての道だったので心配したが閉鎖などの障害はないようなので入った。
ずっと雪道で圧雪された上に前夜の雪が積もっている。たまに信号の発進でタイヤが少し空回りしたが、ほとんど問題なかった。
 
駐車場に車を停めて、エンジンはかけたまま身支度。靴紐を締めて身支度を整えてからエンジンを止め、スキー場のベースの建物に行ってトイレ。
最後はアイゼンを履いて準備完了。
IMGP2399adatara_ent..JPG久しぶりの冬支度に少しもたついて、9時50に歩き始めた。
ゲレンデを左に見ながら山に入って行く。
スノーシューと何人か擦れ違う。
馬車道とやらを上がって行く道は所々で若干急な坂があるが、基本的には散策道か。夏は。
が、前半は踏まれた歩きやすい道だったが、途中からそれから分岐して細い山道に入ったら、狭いし深くなった雪には坪足の跡が単発に開いているだけ。それを辿るが時々膝まで入ってしまう。少し歩きにくい。
小さな急登を幾つか越えたら白っぽい視界ではあるが開けた緩斜面に出た。 
風が物凄い。吹き飛ばされそうだ。降っている雪は大したことないが、暴風のお陰で地吹雪状態。
サングラスのレンズが白くなって前が見えない。寒くて風が強いからジャケット類を首まで締めているが、衣類の中の湿気が喉口から上がってきてレンズの内側に付いたのが凍るのと、風で雪が巻き込まれてレンズの内側の霜にこびりつく。
何にも見えない。サングラスを外すと一瞬見えるが、さらにさっき以上に見えなくなる。
この状態だともう少しは進めるが、頂上には行けない。絶対。
止ぁ~めた。
11時、撤退開始。
17353d6c.jpeg11:40駐車場に帰着。
ここでマイナス8度。
結局、2時間の散歩で終わってしまった。
少し勿体なかったが、仕方ない。
 
反省点。
今回、あそこで撤退を回避するために必要だったのは、ゴーグル。
次回から冬に山に行く時に忘れてはいけないのは、ゴーグル、スノーシュー、アボロキャップ、爪先に唐辛子。 
加えて、スタートが遅すぎる。レンタカーを前の晩から借りた方がいい。
衣類に問題ないがジャケット内で結構汗をかいていた。前のジッパーを開けるなどしたが低気温と強風で限度がある。脇ジッパーを開けておくべきだった。

初めてのゲレンデ@越後・中里スキー場

2月2日(日)・3日(月)
チビが1才の時、冬の長野に連れて行って雪の宿に泊まったことがある。
その時は見た目の雪は好きだったようだが、裸足にさせて抱っこして雪の上にそぅっと降ろして足を付けさせたら、それだけで号泣してしまった。因みに、初めて海に連れて行ったのは瀬戸内だったが、そのときも1才で、波打ち際に立たせたら号泣。
まぁいいとして、本人が“雪のお山に行きたい”と言うので越後中里に行った。
ここを選んだのは、東京から行き易くて宿が安くて子供向けのスキー場があるから。
 
日曜の朝に普通に飯を食ってから、早々に家を出る。
中里の宿「玉城屋」に着いたのは12時過ぎ頃。
宿でチビのスキーウェアだけ借りて、中里スキー場へ。
車は宿に置かせてもらって歩いていくが、中里駅前の宿から駅を通り抜けると、そこがスキー場。非常に近くて宜しい。
まずはゲレンデのイタ飯屋で昼飯。ピザとパスタ。なかなか美味しい。
この店、白人の外人がいて風情を醸し出しているが、イタリア人には見えない。東欧の人みたい。
 
まともなスキー場に来たのは初めてのチビは緊張気味。
IMGP2287wt.papa.JPG直前に買ったプラソリをザァザァ引っ張って、スキー場の奥へ。
奥へ行くとソリ用の小さなゲレンデがある。
居場所を決めて荷物を置いて、チビママと替わり番こでチビのお相手。
ソリを曳きながら、黄色いモコモコウェアでお伽噺に出てきそうな風情のチビと、ゲレンデを登る。
まずは斜面の真ん中くらいから二人で滑り降りる。
次はチビを乗せて一人で滑らせる。
最初は怖がっていたが慣れるに従い、かなりいい気になってきている。
この人、お化けとか怪獣系にはかなりの怖がりだが、スピード狂。こういうスリルは好きらしい。もう少し大きくなったら、ジェットコースターは一人で乗ってくれ。
 
半日だが、かなり遊んで(親は)疲れた。
明るいうちに宿に戻って風呂に入り、晩飯。
IMGP2328dinner1pre.JPGIMGP2330dinner2main.JPGIMGP2338dinner3desart.JPGこの宿、1泊2食で7900円。2才のチビは無料。
それでこの飯はなかなか宜しい。量は少なめだが、これが適正。喰い過ぎにならずに満足。





翌日の朝食も程々の量で美味しくて、結構。
IMGP2342breakfast.JPG
早々に身支度をして、荷物があるので今日は車でゲレンデへ。
本日は昨日よりも良い天気。これはやばい、焼けてしまう。





昨日と同じようにソリで斜面を滑り、厭きると雪上散歩。
チビはサングラスなどもして、本当に偉そうに歩いている。ご機嫌。
あんまりに焼けそうなのと、帰ってからパパは新潟に行かなくてはならんので、早めに昼飯。昨日のイタ飯屋でフォカッチャ。
IMGP2370no-others.JPGIMGP2385focaccha.JPG外を見ていたら鬼が雪上バイクに乗って走り回っていた。
 
ゆっくり休んで、そろそろ撤退。
宿に寄ってチビのウェアを返して、東京へ。
軽いスキーツアーだったが、天気も良くて満足。

 

吊し雛

正月にチビママの実家に行ったらノブチンがチビに吊し雛をプレゼントしてくれた。
ノブチンママが作ってくれたそうだ。
DCIM0003tsurushi-bina2.JPG東北あたりの民芸館に行ったら真ん中に飾ってあってもおかしくない、とても立派なもの。
木枠から赤い紐が何本も下がっていて、それに小さな赤子や猫やら花やら手鞠やら、布で作った可愛い人形が約10個ずつ、ブラ下がっている。
かなり手間がかかったと思うが、とても綺麗で一つ一つの人形も可愛い。
ノブチンが箱から出して紐の1本ごとに包んであった不燃布の袋を開け始めた途端、チビは変な叫び声をあげて口も閉まらなくなり、異様な興奮状態。物凄く喜んでいる。
家に帰ってから階段の上の一番高い空間がある場所に吊るしたが、吊るす前に触りたがる。
“優しくね”と釘を刺して手の届くところにしばらく飾っておいたら、普段は乱暴者で何でも引っ張って壊してしまうチビが、嬉しそうな顔をして丁寧に優しく、人形を触っている。へぇ、こんなことも出来るのか。
こんなに立派なものをなぜ頂けるのか不思議なくらいに本当に立派な吊し雛。
大きくなるまで大事にして、これに負けないくらい可愛くなってお返ししないとね、チビさん。

大山@東丹沢【姫の山debut!(^^)!、but途中敗退(^^;)】

うちのチビの“おやまデビュー”。
まずは行き易くて小さな所からで、神奈川の大山に行くことにした。
実は行ったことはなかったが、散歩程度のハイキングコース。
朝は6時過ぎに起きたが普通に飯を食ったり新聞を読んだりして、それからまた普通にオバアチャンを捕まえて遊び相手に無理矢理させていたチビが抵抗するのを着替えさせて、ようやく9時過ぎに家をでた。
チビを背負うリュック自体が10kg、フロントバッグ2kg、チビ本人はサンタから貰ったマムートの小さなリュックを背負わせて13.8kg。合計25.8kg。
 
新宿で小田急線に乗り換え。小田急側に入ったところのトイレでオムツ交換。
10時過ぎの急行で伊勢原には11時。途中、町田くらいから席が空いたので座って膝の上にチビを抱きあげたら“狭いから嫌だ。一人で座る。”という趣旨を主張する。仕方なく、パパは立ってチビだけ座らせたら、じきにチビは沈没。口を開けて熟睡。
大山ケーブル行きのバスは伊勢原駅北口の4番乗場から 11:22発。
これに乗って、「大山ケーブル駅」には11:47に着いた。
このバス停の名称が「大山ケーブル駅」というのだが、ケーブルの山麓駅の「大山ケーブル」駅までは「こま参道」という、仲見世のように店がパラパラ続く坂を上がって行く。独楽がこの辺りの名産なんだそうだ。それよりも、そんな離れているのにこの駅名、紛らわしい。“駅”がカッコの中に入るか、出るかだけ。かなり離れているクセに。

「こま参道」には十数段から三十段くらいの石段が30弱。チビには結構キツイと思うが、並ぶ店のオモチャや食い物や流れる水に一々反応しながら、かなりせわしなく、しかし移動ペースはかなりユックリと歩いて12:15、「大山ケーブル」駅に着いた。徒歩15分との案内がされているが、30分かかった。
因みに「大山ケーブル」駅、平成20年に改名して、それまでは「追分」駅だったそうだ。
ケーブルカーは12:20発。
ケーブルの出発のブザーがヒドイ音。恐竜が感電してるみたい。チビは大きな音が恐いようで、耳を押さえてパパの脇に潜り込んでいる。
山麓の中間駅「大山寺」駅(これは、元「不動前」駅)を経て、6分で終点の「阿夫利神社」駅(元、「下社」駅)に着いた。ここで降りて、少し歩いて上がると大きな神社がある。阿夫利神社の本社は大山の頂上にあるが、その下社。
IMGP1804shimo-sya.jpg12:30 下社の境内のベンチに陣取ってパンとハムを喰う。持ってきたお湯と買ってきた小さな牛乳でホットミルクを作ってチビに飲ませると、寒いのにご機嫌。






13:10 下社スタート。すぐにかなりキツイ石段が続く。手すりが付いているがボロボロで、さわるとぐらぐらする。見ると2メートル置き位に地面に刺さっている手すりの足が腐って離れている。手すりの意味なし。
IMGP1790crimbing.jpgチビは頑張って登ってゆく。
天辺の一つ手前の踊り場でチビは動かなくなり、“がんばんない”と敗北宣言。仕方なく、そこからはリュックに載せて登り始める。
高度があがると寒さもかなりキツクなっていく。時々チビに“寒いか?”声をかけるが“大丈夫”と。



14:20 十六丁目。ここは頂上が28丁目だそうで、歩く途中途中に標の石塔が立っている。その半ば過ぎだが、別ルートとの分岐になっていてかなり広い。ベンチもある。ここまで来て一休み。チビは“パン、パン”としか言わない。ダウンジャケットを上に着せて温かい牛乳を飲ませてパンを食べさせるが、ベンチに座らせようとすると泣いて“膝に座らせろ”と。膝に抱きあげると牛乳を飲みながら体が震えている。
これはダメだ。大人は歩いていれば体が温まる。途中休憩も簡単に済ませると足を止めるのは10分にも満たない。が、チビは牛乳1杯飲んでパンを1個喰うのに20分くらいはかかるから、その間に体が冷えてしまう。歩くのも疲れてきたからリュックに載せるが、そうすると体は温まらない。日も陰ってきたし、これ以上進むと低体温症にでもなり兼ねない。残念だが、ここで止める。
IMGP1802good-view.jpg見納めと思って遠くを見ると、海が見える。相模湾。江の島もよく見える。寒いから景色はいい。
温かい牛乳を飲んでチビは泣き治まって、笑顔も少し出るようになった。“寒い?”と聞くと、初めて“寒い”と。“もう帰ろうか”と聞くと“おやまにあがる”と言うが、何度か説得して下山を了解した。


14:45 チビをリュックに載せて下山開始。
歩きながら“寒いか?”と声をかけると“大丈夫”と。
すぐに返事がなくなり、スマホのスリープ画面を鏡にしてみると、寝てしまったようだ。もう大丈夫。
15:15にケーブル「阿夫利神社」駅に戻ってきた。次の便は15:20発。急いで駅まで坂を降りてケーブルカーに乗りこむ。チビは寝ているので、リュックを背負ったまま席に座る。が、発車のブザーでまたもや凄い音で、起きちゃった。

下りも6分で終点に着いた。
「こま参道」を急いで降りる。チビは背中に乗っているので寄り道したがる人もおらず、スタスタと足が進む。
バス停に着く直前、目の前で15:35のバスが行ってしまった。
次は15:55。ここはもうあまり寒くないので大丈夫。チビも機嫌良くなった。
16:20伊勢原駅に着いた。16:25の急行に乗る。
家に帰りついたのは18時過ぎ。途中で戻ってきて正解だった。

あとでチビに聞いたら、今回の山行は“楽しくなかった”と。理由は“寒かった”のと“暗いところが怖かった”と。
神社の山はどこも薄暗いが、それが怖かったみたい。
でも“明るくて温かい山なら行きたい”とのことで、一安心。
まぁ、こちらとしては運動不足は解消されぬままだが、今は仕方ないかな。
チビを連れていく合間に自分の山にも行けるよう、よく予定を立てないと。
チビの初めての山は途中敗退だったが、山に本当に久し振りに入れて、満足。

 

2012クリスマス

クリスマス。
チビは自分の誕生日とこの日にだけ、ケーキを好きなだけ食べられる。
メニューはオーソドックスだが、「ローストビーフ」「ローストチキン」「青いサラダ」と「いちごケーキ」。
5fc59c27.jpegcake.JPG
「ローストビーフ」は西武のいつものオバサンの店の。池袋界隈だと、ここのが一番美味しい。これだけは買ってきた。
他はホームメイド。
「ローストチキン」は見た目も立派だが、焼き加減も上手く行って美味しい。
丸鶏を買って来て焼くなり煮るなりすると旨いにも旨いが、それだけでなくて翌日以降にも骨をしゃぶる喜びがある。丸鶏、大好き。
サラダは胡瓜の多めのコールスローみたいなのにスナックえんどうを飾ってある。コールスローはパパの好物、スナックえんどうはチビの好物で両者満足。
最近は年とったのもあるんだろうが、宴会は家でやるのが一番宜しい。

Phuket2012

大切な家族旅行なのに、原稿の元のメモのまま放置していた。
ひとまず、主な飲食関係のみ記載。
かなり雑な文章だけど、掲載すべく作業中の写真を載せるときに少し直します。

※宿泊は、
 前半:「Duangjitt Resort & Spa」Pracha Nu Khro Rd. Kathu Phuket 83150
 後半:「Salathai Resort」10/4 Sawatdirak Road, Patong
       Telephone: +66 7629 6631 to 4 
9/9
3日目。
プーケットタウンの「Sieng Siam Restaurant」で晩飯。
外人観光客は来ないようで、店員は愛想が悪い、というより珍しがって観察されている。

かなり旨かった。
〆て740バーツ。750バーツ払って、100バーツをテーブルに置いてきた。
※おそらくの情報。
  Address: 39 Nimitr, Talad Yai, Muang, Phuket Town
  Phone Number: 0 7621 5928
  Open Hours:Everyday10:30 - 21:00
※ここは「豚足の煮込み」が旨いらしいが、頼もうとしたら“止めとけ”と。
 理由が判らなかったのでひとまず豚バラ煮込みだったかな?を頼んだら旨かった。
 あとで「ロビンソン」の地下の食材売り場に行ったら、理解。
 これ、日本の感覚だと“豚足”じゃない。豚足から太腿まであって巨大。
 こりゃぁ喰い切れねぇな。
 
9/10
昼飯はタウンの「9000000」という名前の高級カオマンガイ屋。
「チキンライス」80Bts.、「バクテー」80Bts.。

確かに旨い。
高級だし。
でもカオマンガイって、屋台の方がいいと思う。
素敵過ぎてチョット・・・。
晩飯もタウンで。
今回はタウン旅行みたい。
「The Uptown Restaurant」
500Bts.。


帰りはトゥクトゥクでパトンビーチ南端のホテルまで30分、500Bts.。
※「The Uptown Restaurant」
  Chanacharoen Rd | Opposite the Thavorn Grand Plaza Hotel, Phuket Town
9/11
Salathai Resort斜向かいのセブンイレブン手前のイタリアン「La Cucina Itariana」でランチ。
窯焼きピザがある。


「ピザ・マルガリータ」「seafoodトマトピザ」にシンハー2本、水1本で700バーツ。
晩飯は少し離れた「ラープペッ ランポー」というイーサン料理屋を目指したが判らず、入った店は「リーアン」というらしいが、ほとんど屋台。
街が終わった原っぱみたいなところにあってかなりヘビー。
味もかなり癖がある。
イーサンの田舎の場末で繁盛している食堂、という感。
460バーツ。
味もヘビーで、姫は何も食べられなかった。
バナナをもらって凌ぐ。
9/12
ジャングセイロンの中の「Wine Connection」で昼飯。


なかなか宜しい。
1780バーツ。

夕方、17:20にホテルまで迎えが来て「Phuket Fanta-sea」へ。
17:40くらいに着いて、まずは18時過ぎからバカでかいブッフェ食堂で晩飯。
飯はインド系の肉と米を喰ったが結構旨い。

昼飯を食い過ぎたのを後悔。
中国人が多いが、彼らは容赦ない。
白人が待っているブッフェの列にもガンガン突っ込んでいく。
中には動物系が多い。
でも展示の仕方は日本では考えられないなぁ。
ガラス窓のある部屋には白い虎がいるんだけど、その厚手のガラスしか隔てるものはない。
姫がガラス窓にくっ付いて少し奥にいる白い虎を見ていたら、そいつが急に近寄ってきてガラス越しだけどゴッツンコしそうになった。
これはビックリ!
 
ショーは21時過ぎに始まった。
始まってすぐくらいに姫は寝てしまった。
が、大きな音がするたびにビクッとする。起きていたらもっと可愛そうだった。
ショーはタイの伝統舞踊、ミュージカル、サーカス、マジックなどの美味しいところを掻き集めている感じ。
ストーリーとは言いながら台本はかなりいい加減。
でもそれぞれのコーナーをそれなりにまとめていて、それなりに楽しい。
特に動物の使い方は日本ではあり得ない。花火類も光といい音といい日本では許されないな。
22:15くらいに終了。預けたカメラを回収、写真を受け取って表に出て、帰りのワゴン車に乗ったのは23:00。宿に着いたら23時半。
大人も疲れた。時間的にもチビには無理をかけた。


9/13
昼飯は「Briley(ビレイ)」で「カオマンガイ」2つと「カオマームー ビセーッ」を喰った。160バーツ。腹一杯。


晩飯は200通りの海鮮食堂の「No.8」へ。
大きなシャコが160Bahts。因みに小さいのは120B.。キジハタ300B.。
〆て1360バーツ。
   
9/14
昼飯はジュングセイロン地下のフードコート。
福建麺100B.と豚足汁麺140B.。あとマンゴーライス80B.にビール。
なかなか旨い。量が多い。
最後の晩飯はSarathaiで。
割ったコップ代を含め、850バーツ結局くらいか。

巻機山 1967m

新潟に車で行く用事が出来て、帰りにどこかの山に行くつもりで準備をして荷物を積み込んだ。
リュックは前後合わせて20kg、そのうち水は3l。
木曜に新潟に入り、月曜の晩には家に帰らないとならない。
用事が土曜に終われば日・月と1泊2日で越後駒、日曜までかかったら月曜の日帰りで巻機山、さらに時間が推すようなら苗場あたりかな、と地図は一通り持った。
結局、日曜日の夕方の早い時間に終わって、巻機山に登ることにした。
 
豊栄を出られたのは16時くらい。
こんな時は高速のサービスエリアで車内泊が基本なのだが、新潟も東京も30度を超える毎日、流石に暑くて止めた。もっと高い山に登るのならあり得たが。
で、出る前に、朝起きてから巻機山に登る時間に登山口に着ける宿の中から、一番安いところを予約した。
泊まったのは、石打の「田中屋」という旅館。
石打には思ったより早く着いて、宿の近くでコンビニに寄って晩飯を仕入れても18時過ぎくらい。
案内された部屋は6畳の角部屋。でも熱が籠っている。エアコンを付けて、ひとまず窓を開ける。少し室温が下がったところで窓を締めて、風呂に入る。
シャワーだけ浴びて部屋に戻っても、まだ暑い。仕方なくエアコンの風が吹き出すところにポジションを取って、缶ビールと缶ハイボールで弁当を喰う。
腹は一杯になったが少し飲み足らない、と思っていたが、じきに眠くなってきて20時過ぎに消灯。
 
05:50 起床。歯を磨いて荷物をまとめ、06:30に宿を出た。
流石に朝は涼しいや、と思ったが日向に出ると既にかなり暑い。天気が良いのはいいけど、焼けそう。
すぐ近くのコンビニに寄って、昼飯のオニギリを2個と、朝飯に「イタリアン」という新潟名物のファスト(ジャンク)フードを買った。これ、新潟では有名だが「みかづき」という店が造ったが、今では新潟のB級グルメの雄となっている。中華麺のアッサリしたソース焼きそばにミートソースがかかっているんだけど、ソースの中にはモヤシなども入っている。所詮ジャンクだが、名古屋の「あんかけスパゲティ」よりは遥かに旨いと思う。
「イタリアン」を喰って缶コーヒーを飲んで、06:50に石打を出発。
 
07:15 桜坂の駐車場に着いた。ここ、有料らしいが誰もいないから構わない。トイレはないが、すぐ手前の小さな駐車場にあるから問題ない。次回は泊まってもいいな。
トイレや靴の紐締めに手間取り、やっと準備終了。
07:55 桜坂を出発。快晴だが木陰は涼しい。
08:20 4合目。ずぅっと林の中の中斜面を登り続けている。陽は遮ってくれるが暑い。
 
ダラダラとひたすら登っていると急に前が開けた。景色が出た。
08:50 5合目。上にかぶさるように拡がっていた枝はなくなったが、イコール、更に暑くなった。
08:55 まだまだ登り続ける。汗がジャァジャァ流れるようだ。
IMGP9878makihata-6-goume.jpg09:35 6合目。木陰が出来ているのでリュックを降ろして小休止。
ここは風も通って涼しい。24.5℃。目の前に綺麗な山がノッシと聳える。巻機山と思いきや、地図を見ると割引岳のようだ。左手前に立つ巨大な岩山は天狗岩だ。
水を飲んでしばらくボウッとしていたら汗がひいて息も落ち着いてきた。
9:55 スタート。
 
10:30 7合目。周りは笹などの背の低い植物だけになって、隠れるところがなくなってしまった。晴れているのは悪いことではないが、暑い。かと言って曇るくらいなら有難いが、こんなところで雷なんぞが来ても困るし。
空は青く快晴。
 
11:15 8合目。少し手前から歩道が広くなり、少し緩くなっている。丸太で緩やかな階段のように土砂止めを組んで網を敷いてあって、北アルプスの折立から太郎平へあがる太郎坂の終盤のよう。あんまりにシンドいんで、またリュックを降ろす。運動不足でキツイ。加えて荷物は重いし物凄く暑いし、これはしんどい。
水を飲んで体を休めるが足らない。自分への言い訳で、買ってきたオニギリを喰って休憩時間を延ばす。オニギリはタレカツ味。流石、新潟。
さらに水を飲んだ。朝から既に700cc減ってしまった。少し曇ってきて風が心地よい。かなりのんびりしていたら眠くなってきた。と思ったら、また日差しが出てきてキツイ。仕方なく歩くことにする。
11:55 スタート。40分の休憩。山に来て、こんなに休んだことはなかった。いつも5分か10分、ユックリしてもせいぜい20分。老化。
 
12:12 9合目。ここは「ニセ巻機」だって。黒い雲が出てきた。
12:25 避難小屋を通過。中を覗いてみたら寝るだけだが小綺麗で快適そう。
IMGP9911to-the-summit.jpgIMGP9915oni-yamma.jpg12:30 この辺りはチョットした高原湿地帯になっていて、小さな池が幾つかある。トンボが何種類もいる。平地で良く見るシオカラトンボ、最近減ってきた赤とんぼ、東京では見られなくいなった鬼ヤンマに糸トンボ。鬼ヤンマはバサバサと大きな音を立てて飛び回っている。オスとメスが絡み合っては離れ、どのトンボも産卵をしているようだ。
最後の登りにかかる。中くらいの斜面だが、緩むところもなくて結構シンドイ。
 
ふと前が開けたと思ったら、12:50、頂上に到着。最後はいささか拍子抜け。
IMGP9933summit.jpg頂上は平らで、周りも緩やか。平らな広場の周りには笹が茂っていて、奥の山は背伸びするか廻り込まないと見えないくらい。振り返ると、小屋と池が綺麗に見える。
二つ目のオニギリを喰って靴の紐を締め直し、13:15、下山開始。風が出てきた。
 
7合目過ぎから林の中に入って木陰が出てきた。これは嬉しい。でも日向に出ると相変わらず物凄く暑い。夏の終わりの西日はキツイ。
 
14:30 6合目の少し手前の風の通る木陰でリュックを降ろして休憩。
今シーズンは運度不足、山不足。と思って歩く時は20kgを背負っているが、それが中々重くて重くて、最初はいいんだけど後半はとにかく辛い。このままテントを出して寝てしまいたいくらい。足元がヨロヨロする。
オスプレーのリュック、まだ体に馴染んでいない。リュックが馴染む前に、自分の体に合わせた調整が出来ていない。背長というんだと思うが、要はリュックの肩から腰までの長さを調整できるタイプなんだが、それが上手く出来ていない。一度、買った時より短くしたのだけど、登りながらヤハリ合っていないと感じて、具体的には上半身の半分が後ろに引っ張られる感じがして、途中で背長を伸ばしてみた。そしたら背中がリュックの背面に収まるようなハマり方になって、ひとまずは丁度いい感じになった。でも前半の合っていないのに頑張ったせいで、左肩の後ろに下りたあたりが打撲のように痛い。あたたっ。
 
14:45 スタート。
14:55 6合目。往きはここで休憩した。
 
15:20 5合目。重くて重くて、堪らずリュックを降ろして休憩。
15:35 スタート。
16:15 登山道の入口。
16:16 駐車場に帰着。
 
いやぁ、シンドかった。
運動不足にこの暑さ。レロレロ。
でも久々にビシッと歩けて、満足。75座目。
花なども少なかったし、避難小屋は快適そうだし、もう少し涼しいときにまた来たい。

IMGP9891hana01.jpgIMGP9894hana02.jpgIMGP9900hana03.jpg

ケイランドのブーツ

Kayland.jpeg土間においてあるのが平成16年に買ったKAYLANDのブーツ。
それまではLOWAを履いていたが足に合っていなかった。H16の7月に大峰の奥駈道で遭難しかけて「持経の宿」に辿り着き、濡れてグツグツで紐をシッカリ締められない状態で池原まで降りたら両親指の爪をやってしまった。それを機に9月頃、京都・烏丸御池の「ロッヂ」で買った。
一応、店員に合わせてもらったのだが、実はこれも合っていなかったのがあとで判った。
H20年の9月に甲斐駒に行ったとき、エライ目に遭って足の爪をまたやってしまい、それでまた買い替えることにした。
詳細は↓
1. http://plaza.rakuten.co.jp/shino327/diary/200809060000/
2. http://plaza.rakuten.co.jp/shino327/diary/200809080000/
3. http://plaza.rakuten.co.jp/shino327/diary/200810050000/

H22年の暮れに神戸三宮のランニングショップでマラソン用の靴を買った時に判ったのだが、足の幅は「D」。
日本人は足の幅が広いということで、山屋に行っても一番狭くて「E」。多いのは「EE」と「EEE」。登山用品屋で「D」の靴なんて見たことない。
いつか欧米の登山用品屋に靴を買いに行きたい。

因みにこの写真は、平成19年に白神山の頂上避難小屋で。
写っているリュックはミレーのキャプサン45l。

財田キャンプ場@洞爺湖畔

8/5から2泊、チビママの高校の同級生のアスカさんと妹のアカネさん一族と洞爺湖畔でキャンプ。
アスカママのところは雄11才、雌9才&7才、アカネママのところは雄8才&雌2才。それにウチとで大人4人にチビ6人の大人数になった。
アスカさんは岡山に住んでいて、チビも何回か行っている。子供も3人になると流石にもまれていて、チビは岡山から帰ってくると毎回ワイルドになっている。
8/5 キャンプ場で合流。
アスカグループはチェックイン開始の13時に着いて、奥のフリーサイトに陣地を作っていた。
こちらは札幌を朝ユックリに出て、伊達紋別の昔から好きな蕎麦屋で昼飯を済ませた後、炭やら食材やらを仕入れて、15時過ぎにキャンプに到着。
合流してすぐにチビ&ママ練習に温泉に行ってもらい、一人残ってテントを張って、炭を起こす。

17時前くらいからポツポツ雨が降ってきた。
仕方なく炊事棟の中にコンロや椅子を移し、ディナーのセッティングをしてチビどもが帰ってくるのを待つ。
じきに皆が戻ってきたが、雨はしっかり降っていた。

焼き物を始める前に、まずは胡瓜を切ってチビママが持ってきた醤油麹で前菜。
チビたちは腹が減っていたようで、大量の胡瓜が一瞬で消えてしまった。
あとはソーセージやら肉やらトウモロコシやら、焼けば焼くだけ喰ってしまう。
大人はビールを飲んで、佐藤のご飯を温めて〆た。

チビどもとママ連中に先に寝てもらって、片づけをして寝るころには土砂降り。
テントはGo-Liteのシャングリラにしたんだけど、風も強かったので天井の換気の穴から雨が降りこんでいて中は少し濡れてしまっていた。これは対策が必要だな。

暴風雨に加えて途中から雷も鳴ってきた。
夜中の何時ころだったか、ドッカァ~ン!!という物凄い音。雷が近くに落ちたみたい。生まれて今までに聞いた雷の中でダントツに大きくて凄い音。見るとチビがママにしがみついて、自分で両耳を押さえて震えている。このひと、大きな音には非常に弱い。
念のため外を見るとアスカチームのテントは無事だった。


8/6 朝はパスタ。これもすぐになくなった。
大して焼きくモノもないが、炭を起こしてコーヒーのんでノンビリ。
薄曇りだが時々陽も出るので、テントを崩して乾かす。

昼間はアスカ軍団とは別行動になった。
彼らは昭和新山などに行くらしいが、こちらは食材確保のために伊達紋別へ。
行きがけに洞爺湖温泉で“白いお汁粉”を食べた。ミルク汁粉だ。

伊達紋別から帰る途中、また大雨。でも洞爺湖の北側は青い空が出ているからキャンプ場は大丈夫か。
15時くらいに戻ってきたが軍団はまだ帰っていない。
早速、炭を起こして早々に晩飯の準備。
花火も買ってきたから、早くに飯にしないと。

しばらくして軍団が帰ってきた。昭和新山で大雨にあたったらしい。
晩飯は、前夜での実績を参考に、倍の量のソーセージと、評判の良かった羊肉、一人のチビから強いオーダーのあった豚肉。
特に豚肉は美味かった。焼トン用の厚い細切れで、遠火の強火で表面がチリチリするくらいに焼くと最高。

花火大会をやって消灯したが、前夜と違って天気が良かったので良い晩飯になった。晩も熟睡。


8/7 朝は今日もパスタ。ナポリタンソースを使ったが、昨日のミートソースの方が美味い。
ゆっくりと撤収作業。
テントを畳みシュラフを丸め、10時過ぎには作業完了。アスカ軍団も同じくらいに片づけ終了。
彼らはこれから帯広に行くそうだ。長いドライブになるから気をつけて。
挨拶をして、先にキャンプ場を後にする。
ニセコでサンドイッチを喰って、札幌に向かう。
明日の昼過ぎの飛行機で東京に帰るが、最後の晩はホテルでゆっくりと寝る。
晩飯はジンギスカン、明日の朝はホテルで食ってから昼に市内のサンドイッチ屋に行く予定。

なかなか素晴らしいキャンプだった。
飯の時の腹を空かせたチビたちのプレッシャーが大変だったが、ウチのチビも姉さん兄さんと一緒になって走り回っていて大喜び。
大勢もまた宜し。

伊豆ヶ岳

一日だけ時間ができたのでトレーニングがてら伊豆ヶ岳にい行くことにした。
池袋08:37の電車で飯能で乗り換え、正丸に着いたのは10:08。
電車の中で靴ひもを締めて準備をする。

正丸駅でトイレにだけ寄り、10:20スタート。
18キロ。靴はバーグハウスの軽登山靴に厚手の靴下を1枚。
半袖の上に汗取りも兼ねて長袖。
しばらく緩かな車道を歩くが途中、正丸峠への道から社のある分岐を左に入る。ここからは登りが急になる。胸突き八丁。
11:00あまりにキツいので荷物を降ろして長袖を脱ぐ。これは涼しい。水を一口。生き返る。
11:20スタート。
11:55伊豆ヶ岳頂上。自衛隊がミリ飯中。そのまま先に進む。
12:20古御岳。休憩。平らな頂上にはベンチがある。木陰になって涼しい。
遠くで雷。
12:40スタート。

13:40「中ノ沢ノ頭」から少し下った平らな木陰でリュックを降ろして休憩。
運動不足だ。かなら体が重くしんどい。
こうなると早く帰りたくなってきて「天目指峠」から西吾野に降りることにする。
13:55スタート。
15:20西吾野に到着。最後の長い車道、暑い最中にはシンドかった!

西吾野15:32に乗れて、17時過ぎには家に帰れた。
物足らないが、ようやく山に行けて満足としよう。

ちなみに、
いつも穿いているmont-bellの夏ズボン、腰の後ろのベルト部分の真ん中がちょうど縫い目で盛り上がっていて、リュックにあたって段々痛くなってくる。こりゃダメだ。 

八甲田山1,584m

久し振りに函館に行って、一日だけ昼間が空いて時間が出来たので八甲田山に行くことにした。
八甲田山は以前、函館に住んでいた10年くらい前に行こうとしたことがある。でもその時は山登りを始めたばかりで知識も経験も、もちろん装備もなく、行ったのも5月頃で山は雪だらけ。道に迷って頂上まで辿り着けなかった。そのリベンジ。
 
函館駅から朝イチの、と言っても07:40だが、特急「スーパー白鳥」で青森へ。
09:15に青森駅に着いて、レンタカーを借りて酸ヶ湯に向かう。
 
酸ケ湯には10:20に着いた。
ここに来るのは何度目か。
温泉の建物は正面にネットがかかっていて補修工事でもしている様子。
パラパラと雨が少しだけ振っている。
まずは登山道の入り口を確かめてから靴の紐を締め、サブザック用のブラックダイアモンドの小さなリュックに雨具などを押し込んで、準備完了。
10:40歩き始める。
 
前半は灌木の中を進んでゆく。この道は沢の近くを緩やかに上っていくようだが、前日の雨が残っていて足元ドロドロのところが多い。
上の方に行くとガラの沢に沿った道を登ってゆく。沢には水が結構強く流れている。
 
11:45仙人岱
IMGP9202sekkei.jpg池の手前の穴から水が湧き出している。「八甲田清水(辰五郎清水)」と書いてある。
さらに歩くと、仙人岱避難小屋の屋根が見え、すぐに高田大岳への分岐を過ぎる。
時々、小さな雪渓の上を歩く。流石に青森まで来ると雪がまだ残っている。
 




IMGP9220ike.jpg12:15鏡沼。
この沼は噴火口の跡だそうで、ガスで覆われて神秘的に見える。自然感豊かな池。モリアオガエル(らしいの)が大勢で鳴いている。水も随分と綺麗だ。
 



12:20八甲田大岳の頂上に到着。
IMGP9231summit.jpg頂上は平らでかなり広い。ガスで景色がないのが残念。
帰りの函館までの電車も本数が少ないので早めに降りる。写真だけ撮って下山道を進み、少し行ったところで小休止。買ってきたオニギリを喰って水を呑み、さらに歩く。
下りにも雪渓が残っている。
 


IMGP9261kenashi-tai.jpg上毛無岱から下毛無岱への途中、長めの急な木製階段を下りた。そこからは下毛無岱が広く見下ろせてなかなかの光景。
 
13:55酸ケ湯に帰着。
酸ケ湯の前で大岩から水が流れ出している。「辰五郎清水」という湧水だそうだ。
ここで顔を洗って口もゆすぐ。
 
風呂には入らず青森に戻る。
レンタカーを返してから青森発15:51の特急「スーパー白鳥」に乗れて、18時前には函館に戻った。
 
この時期の八甲田は花が多かった。
雪渓も残っていて良い散歩になった。
消費エネルギー的には物足らなかったが、これで74峰目。満足。
IMGP9275hana14.jpgIMGP9274hana13.jpgIMGP9271hana12.jpgIMGP9266hana11.jpgIMGP9258hana10.jpgIMGP9245hana09.jpgIMGP9225hana08.jpgIMGP9217hana07.jpgIMGP9210hana06.jpgIMGP9206hana05.jpgIMGP9204hana04.jpgIMGP9177hana03.jpgIMGP9171hana02.jpgIMGP9153hana01.jpg

初めてのキャンプ@芦川

チビがアウトドア・デビュー。河口湖と甲府の間くらいのキャンプ場に行って、生まれて初めてのテント生活。
 
6/23(土)
英語教室の父兄参観を終えてから家で昼飯を喰って、すぐに出発。
夕方にキャンプ場に着いてテントを張り、一休み。
a027fa11.jpegチビが天場内に流れている川で遊びたがるのでママが連れて入ったら、水が冷たすぎて泣いちゃった。しばらくの間 ママにしがみついて顔をうずめ、かなりのショックだった模様。
 
晩は買ってきた肉でバーベキュー。これが旨かった。
家の近くのスーパーで、和牛の厚い肉を安売りしていた。
普通の厚切りステーキ肉と、安売りでも安くない3㎝くらいの極厚肉を買って、まずはステーキ肉を焼いたら旨い。
そのあと、極厚肉を炭火の遠火で表面を焦げる直前まで焼いて食ったら、中はピンクで丁度いい。ポン酢を少しかけて喰ったら、これがものすごく旨かった!記憶に残る肉の中でも最高レベル。
 
生まれて初めてテントの中でオヤスミ。
寒いかと思ったがそうでもない。朝まで爆睡していた。
 
 
6/24(日)
起きて朝飯の後、裏の山を散策。
キイチゴの実が沢山なっていたのを殆ど独り占め。
少しもらったら、やはり山のモノ。酸っぱさと苦みもあってなかなかワイルド。
 
昼飯は晩飯の材料の買い出しついでに河口湖方面で吉田うどんを喰うことにした。来るときに看板が見えた店にしよう。
 
まぁまぁの吉田うどんを喰って買い物を終えて、夕方、天場に戻って敷地内の池で魚釣り。
釣ると行っても釣堀よりも簡単。餌をもらっていない虹鱒だから針を入れるとすぐに釣れる。3匹で良かったんだけどあまりにすぐ釣れて物足らないチビママのリクエストで、4匹釣った。
 
644d7099.jpeg晩飯は釣った虹鱒のバーベキュー。なかなか美味しい。
早くに喰い始めたので、まだ明るいうちに片づけが出来る。
その横で、これもまた生まれて初めての花火。
スーパーで買ってきた一番小さなセットだが、チビにとっては大イベント。
満足して、この晩も爆睡。
前日は他に何組もテントを張っていたが、今日は皆さんお帰りで貸切状態。
静かでよろしい。
 
 
6/25(日)
昨夜は静かでよかったが、チビママは誰もいないのが怖くてあまり眠れなかったそうだ。
山で一番怖いのは、人間。
 
朝飯後、撤収。
去年から付き合い始めた、ウチの近所に売りに来る八百屋さんの畑へ。
若夫婦が頑張っているが、ウチのチビよりも1年くらい小さいが体のサイズは大して変わらないボウズがいる。
これとジャレながら、後半は追い回して嫌われたのかも。
 
昼飯は河口湖周辺で「ほうとう」を喰った。
腹が一杯になったところで河口湖へ向かい、スワン・ボートに乗ってから家に帰った。
チビにとっては初めての、コッチは久々のキャンプは天気にも恵まれ、大満足でした。

常念岳2,857m【5/13-14】

5/13(日)
5時に起きて朝飯をしっかり喰い、6時に車で家を出る。
荷物はオスプレーのイーサー70に水を3.5リットル積んで19kg、フロントバッグが2kgの合計21kg。
テントの冬用の外張りやアイゼン・ピッケルも入れたから重い。
頂上での日の入は18:58、日の出は04:15の見込み。
 
豊科ICで降りるのだが、その直前の梓川PAに寄った。
大きなPAだがあんまり混まなそう。コンビニもあって使える。またいつかの山の前夜泊のために下見。
08:30 豊科ICを出た。途中、ローソンやサンクスもあったが、一番最後に見つけたセブンイレブンでオニギリを2個、確保。
 
09:30 「一ノ沢」に着いた。
登山口にはトイレなどがあるが車は停められない。広くなっているのはタクシーの車回し。駐車場はかなり手前になる。その間の路肩が広くなっているところに車を停めた。
リュックを降ろして靴紐を締め、準備をして09:55スタート。
登山口までの舗装路を10分弱ほど歩く途中で猿の集団。茂みに逃げて行ったが1頭だけ斜面を少し上がったところで何か食べ続けている。
本州にはヒグマはいないから、山で遇うモノに怖いものは殆どいない。でもこんな車の通るところなら問題ないが、山の中で猿の群れに遇うと、これは少し怖い。
天気は非常に良い。先を見上げると常念岳の頂上かと思われるピークが頭を出している。
登山口で登山届を出し、10:10いよいよ山道に入る。
 
秩父でもありそうな雑木林の緩やかな斜面を上がって行く。時々足元が悪くなる。
荷物が重い。
10:20 「山の神」。
10:30 「古池」。
11:10 「大滝」。
灌木の中の緩い山道をダラダラと登って行く。

05131212-ichi-no-sawa-debris.jpg12:10 デブリと言うのか、雪崩などで溜まった大量の雪が拡がっているところに出た。これが一ノ沢なのかな。
先を見上げると稜線が見える。雪が尾根まで駆け上がっている。そちらの方に行きかけたが地図を見ると間違いみたい。少し戻って赤旗を見つけて先に進む。
 
ダテカンバを林の中、足元はずっと雪。
下はシャーベット状態で足が重いがトレースがシッカリ付いていて迷うことはない。
赤旗が所々に立っているが、時々間が空いているからトレースがなかったら結構面倒だったかもしれない。やはり冬山には安易に入るべからず、と改めて思う次第。
12:45 休憩。快晴。
ひたすら、雪の上を歩いてきて、先もまだまだ続くようだ。
素晴らしい天気。焼けちゃうかも。やばい。
買ってきたオニギリを2個とも食べてしまった。
アイゼンを付ける。荷物がもう少し軽ければツボ足で行けると思うが、21kgは中々辛い。下が雪でなくてもシンドイ重さ。この少し先から急斜面になる筈。あぁ、重い。
13:15 スタート。相変わらずの好天だが足は重い。
 
両面から壁の迫るボコボコの雪の斜面を上がって行くが、段々と急になってゆく。
13:40 夏道の橋をすぐ頭の上に見上げる。
長いところを登って左に折れると先の方に稜線が見えた。あれを上がった向こうに常念小屋がある筈。
登れば登るほど斜面は急になる。
かなりの急斜面になって、これはこれでトレースが有難いのだが、その踏み跡が主に下りの人の足跡のようで、登る側からすると踏み幅が結構広い。これがまた辛い。もう少し小きざみに上がって行きたいのだが、その間にはアイゼンがかからない。滑って落ちそう。怖い。
仕方ないので春の岩手山の7合目あたりよりも急で長い雪斜面を、10歩登ってはストックに体重をかけて休み、20歩登っては足元に少しだけ平らな場所を作ってフクラハギを休め、少しずつ登る。
21kgでこの斜面、本当にシンドイ。毎回のことだが、後悔。
山に来ると殆どいつも、前半登りでは後悔する。なんでこんなところに来たんだろう、と。でもテッペンに上がると降りたくなくなっていて、降りる時には会社勤めの身を恨む。降りたくない。
今回も今のところ、同様。
これも毎度のことだが、準備をするときにも“どうせ登りながら後悔するんだろう”と考えながらリュックに多目に荷物を押し込む。山に登る人は基本的に自虐的マゾなのか。
 
15:20 どうにか稜線に上がると、すぐ目の前に常念小屋。ようやく到着。
最後の最後は急過ぎて直登出来ず、ジグザグのトレースを追った。
05131508johnen-nokkoshi.jpg目の前にまだまだ雪の残る槍穂高。絶景。大キレットが凄い。両側から深く落ちている。体力気力のあるうちに行きたいが、あれは怖いな。風はあまりなく、雲もない。高層にうろこ雲が流れている。
 
雪のトンネルを潜って小屋に入る。
天泊の積りで来たが、気温が結構低いので少し弱気になって最低気温などを聞くと、今朝がたは水が凍っていたよ、とのこと。何度くらいだったのか。不安。でも小屋は素泊まりでも6500円、2食だと9500円。テントがあるのにこれはアホらしい。気を確かに持ち直して天泊の申し込みをする。600円。
 
05131626hotaka.jpg05131626yari.jpg05131659yari-from-inside-tent.jpg16:30 ようやくテントを立てて荷物を放り込んだ。中の片づけはこれからだけど外目には片付いたから一休み。冬用の外張りは今年の冬に買ったが使うのは今回が初めて。デビュー戦にしてはなかなかの好条件ではないか。
小屋に泊まるのは今のところ1名だけのようだったが、テントは4張り。GWは非常に混んでいたそうだが、明けるとこんなもんらしい。
登って来る時にすれ違ったのも、ソロが3,4人、カップルが4,5組。土日行でもこの程度。天気次第だがGW明けは良い時期かもしれない。

05131500back-country-skiers.jpgそういえば稜線に出ようとしていた頃に常念の方から“オ゙ォーイ、オ゙ォーイ”という怒鳴り声が聞こえた。それが本当の怒鳴り声で何度もするもんだからよく見てみると、小屋から常念に向かって斜面を少し上がったあたり、でも頂上を目指すには少し外れていて一ノ沢への急斜面側を2人の人影が歩いている。怒鳴っている方は赤いジャンパーのオッサンで、その少し上のハイマツの中を青いジャンパーの女の人がオッサンの方に行こうとジタバタしている。オッサン、“なんで付いてこないんだ、オ゙ォーイ!”と怒鳴っているから最初は奥さんが勝手に歩いてハイマツに入り込んで怒られているのかと思った。でも少し見ていると(足を休ませられる良い理由になった。)、雪斜面の上部にいるオッサンのところに奥さんが合流して、今度は奥さんが“なんでそんなに怒鳴るのよぉっ!”と逆襲している。言い合いをしながら何か作業をしているようだったが、見る間にスキーで降り始めた。先に赤いオッサンが降りて行くがあんまり上手くはない。チョット降りると急に曲がって止まっている。ところが、そのあとを青いジャンパーが滑りだしたら、こっちは上手い。シュプールも直線的で綺麗。奥さんの方が遥かに上手かったようだ。と思って先ほど彼らがいたあたりを見ると、奥さんが最初にいたところはオッサンより上の方。その先にはさらに高いところから雪が続いている。奥さんはここから滑ろうとしていたのか。でも幅が狭いからオッサンには結構辛そう。それで怒っていたのか。そりゃぁ逆襲されるだろう。納得。
 
外は太陽が下がって来ているが、まだまだ素晴らしい天気。雲は高層だけで3000mあたりには全くない。槍も穂高も遮るものはなく、目の前に巨大な壁のように雄大に聳えている。
17時近くなって風が少し出てきたのでテントに入って中を片付ける。
 
片付けは30分ほどで終わり、晩飯の支度にそのまま突入。
湯を沸かしてアルファ米に入れたのが17:30。あと20分で晩飯だ。
と思ったら、携帯が鳴った。見ると会社の“機関車ヤマト”から。内容よりも、こんな所まで電話がかかってきて繋がることに驚き。ここ、2,466m。周囲は山で人家などは一切見えない。

17:50 出来た!
05131754dinner-including-next-breakfast.jpg今宵の飯は「天ぷら蕎麦の野菜増し、輪切り唐辛子入り」と「ピリ辛ソーセージ入りビーフカレー」。
因みにカレー、晩飯の分は半分だけ。残りは明日の朝飯用。
いやぁ、豪華だ。でも喰ってみたら結構辛くて、どれが辛いのかは分からないが難儀した。おそらく、全部が辛くなっちゃったみたい。
18:20 腹も一杯になって片付けも終了。あとは寝るだけ。今日は随分と時間がかかった。
 
05131827yarihotaka-at-nightfall.jpg18:50 やることもないので、シュラフニ入る。飯の直後につきテント内は8.5℃。でも入口に隙間を開けているからドンドン冷えていく。一応、ダウンジャケットを羽織って寝る。
シュラフはISKAのAir630。下は登山ズボンダウンのまま、上は半袖Tシャツ+ヒートテック長袖シャツ、加えてダウンのマイクロジャケットにダウンのテントブーツを履いて就寝。19:20のテント内は7.0℃。
 
23:30 このような場所にしては穏やかな天気だが、時々強い風でテントがあおられる。
山の上の方はゴーゴーと鳴っている。3.9度。シュラフの中は温かい。暑くて時々腕を出す。
寒さは大丈夫だが、風が出てきてペグが不安。大きな石に4隅のロープをそれぞれ繋いだが、石をもっと重ねるべきだったか。
 
5/14(月)
02:50 0.9度。
04:00 1.5度。明るくなってきた。でも起きるにはまだ寒いな。
04:30 2.5度。周囲も起き始めたようだ。明るくなってきたし、まだ少し寒いが起きることにする。
鳥のさえずりが聞こえる。
 
04:40 トイレに行こうと外に出たら、ちょうど日が昇るところ。
05140447sunrise-at-johnenn-nokkoshi.jpg05140451sunset-pink-dyed-yarihotaka.jpg槍穂高の上部も段々と薄赤く染まっていく。
足元は凍っている。やはり外は零下だったようだ。頂上を目指すときには緩んでいるといいが。
 
04:50 テント内を一通り片づけて昨夜の残りのカレーを食う。冷たくなっているが、ポットの湯で流し込めば問題ない。
山頂へ向かう準備をする。リュックの中の大物は出して、衣類と水だけ持つ。これならサブザックを持ってくれば良かった。
準備ができたところでトイレに行く。大きいのがしたくなった。少ししか出なかったが、山に入ると普段は一切出ないのに珍しい。昨日の昼にオニギリ2個は多かったか。
最近は朝飯も余計だ。食うとその分出発が遅くなる。いつもは晩飯の残りを持って歩きだして途中の休憩で立ったまま喰うのに、近頃は段々と極楽登山を目指すようになってしまったか。心の老化だ。
 
05:50 スタート。
目の前の斜面をゆるゆると登りだす。少し前に昨夜のテント場にいた小柄な少し若い人が上がって行った。
05140601fighting-paused-thunderbird.jpgすぐに傾斜がきつくなって岩場を蛇行して上がる。
雷鳥の番い。冬毛から夏毛に生え変わり始めている。このくらいの色合いが綺麗でよいな。
 
すぐ右に槍穂高の絶景をチラチラ見ながら、ひたすら登る。同宿者とほぼ連なって歩いている。
振り返って見下ろすと、テントは米粒より小さくなっている。
06:55 最後の雪渓の入り口でアイゼンを付ける。
07:05 最後の登り、スタート。
 
07:15 山頂に着いた。これは絶景。素晴らしい。
05140732summit-of-johnen.jpg05140717yarihotaka-from-johnen-summit.jpg05140717washiba-suisyoh.jpeg0514tateyama-tsurugi.jpeg目の前に槍穂高が堂々と広がる。
穂高の左少し先には乗鞍、さらに左奥には御嶽山。
右に目をやると鷲羽と水晶、その右奥には立山。立山の左奥は剱岳だ。
これは凄い。端から端まで歩くとどれくらいかかるのだろうか。やってみたくなるくらい素晴らしい光景。
同宿者ともようやくゆっくり話をする。今は岡山にいるが、名古屋出身の38歳だそうだ。
今回は岡山から穂高駅まで車で来たんだと。帰りは一ノ沢からタクシーで穂高駅まで行く、とのこと。勿体ないから乗せて行くと提案、了解。
 
しばらく絶景を堪能。こんなチャンスはどれだけあるか。雲が殆どない。
07:40 山頂からの光景に未練はあるが、下山開始。
この斜面、ゴロゴロの浮石が多く、注意を要する。ところどころ雪も残っているが、斜度は結構急だから時々怖い。
登りよりも当然速いが、道が判っていると安心。
08:40 テントに帰着。テントの撤収をする。
 
09:30 いよいよ下山開始。奥でヘリ用の荷造りをしている小屋の人たちに挨拶をして、スタート。
岡山名古屋人とは、各自のペースで降りて登山口で集合することに。
歩き出したところで、これもまた天場にいた山本太郎みたいな人が下りてきた。彼は軽アイゼンしか持ってきていない、とのことで下が緩むのを待って少し遅れて頂上に向かった。無事に頂上まで行けたようだ。
でも太郎さん、昨日は一ノ沢から上がってきたそうだが、この稜線下の直登を軽アイゼンで上ってこれたんだから頂上までも問題なかろうに。
 
05140946climbing-down.jpg05141017melted-snow-hole.jpg急な雪渓を降りると後は淡々と下るのみ。
高度が下がると雪も緩んでくる。
川幅が広くなってくると雪渓がかなり緩んでいて、ところどころに穴が開いている。その下はかなり太い流れになっているところもあって、落ちたらアウト。結構怖い。何度か、膝までズボッと踏み抜ける。
本日も快晴で、かなり暑い。
 
大きなデブリを過ぎると河から逸れる如く、山越えのような細い道に入る。
11:20 雪解け水の大きな川を見下ろしながら休憩。
少し前に浮石で大きな尻餅をついた。足がかなり辛くなって踏ん張れなくなってきている。注意しないと。
岡山名古屋人は途中でアイゼンを外すと言って停まっていたのを追いこしてきたが、離れてしまったみたい。まだ来る気配がない。
11:35 スタート。
 
ひたすら下降。
11:50 大滝
12:15 古池
12:20 山の神
 
12:35 登山口に無事、帰着。
最後まで良い天気だった。
登山口にはトイレがあって、その表で水が蛇口からジャァジャァ流れている。そこで靴を洗い、アイゼンやストックも洗い、ついでに体も拭く。
30分ほどして岡山名古屋人が降りてきたので、一休みを待って出発。
穂高駅経由で帰途に就く。
素晴らしい山行でした。大満足。
H240514summit-mt.Johnenn.jpeg










素晴らしい天気で、御嶽・乗鞍・穂高・槍・鷲羽・水晶・立山・劔まで丸見え!

明日は常念岳2,857mへ。

明日は起き次第に車で常念へ。
一ノ沢に車を置いて、頂上往復の予定。
おそらく、常念小屋で天泊。
天気は良さそうだが、万が一のことを考えて、テントは冬用外張りも入れた。
シュラフはISKAのair630。
加えて、ダウンのジャケットとロングパンツも。
水は3リットルで、18kgプラスフロントバック2kg。
辛そうだなぁ…。

伊豆ヶ岳

今週は久し振りに時間がとれて、当初は常念岳か甲武信岳に行く準備をしていた。
オスプレーの70リットルにテントと冬用外張り。
ところが前日から老母が頭が痛いと言いだし、朝になったら今度は胸が苦しいと。仕方なく出発は諦め、病院に連れて行った。結果は大したことないようで風邪だろうと。
 
さて。
急遽、日帰りに行程変更。
トレーニングを兼ねて伊豆ヶ岳へ、荷物はオスプレーをそのまま持っていくことにした。
サングラスとアイゼンは出して、軽アイゼンを入れた。水を3リットル詰めてリュック18+フロントバッグ1.8kgで合計19.8kg。秩父の日帰りには少し恥ずかしい大きさ。
 
靴はバーグハウスの軽登山靴にした。
夏に備えて、20kgくらいの荷物に対応できるかのテストも兼ねて。
靴下は薄いクリーム色の5本指にミトン軍足を重ねる。
さて、どうでしょう。
 
家を6時半過ぎに出てセブンイレブンでスポーツ新聞とオニギリを1個買って、池袋に向かう。
西武池袋線で07:05池袋発に乗って乗り換えなしで08:15吾野に到着。日曜日は長瀞と三峰口に行く快速急行とやらがあるようだ。
トイレに行って荷物を背負い直して08:30に歩きだす。
 
暫くは集落の中の舗装道を歩く。
H240422izu-gatake-tsubaki-sakura.jpeg08:50 椿と桜が綺麗。
 
林道のような道からようやく山道に入ってしばらく歩き、09:55「子の権現」に着いた。
ここからがまともな山道になる。
 
10:40「天目指(アマメサス)峠」
実は昨夜から自分も体調が芳しくなく、歩いても元気が出ない。ここで荷を降ろして一休み。まだ休むには早いのだが15分も休憩を取ってしまい、オニギリも食べちゃった。
天目指峠に降りる手前は急な登りが続き、峠の直前は急に降りる。その手前の一番高かった辺りで、自転車のオッサン3人組とすれ違った。
かなり狭くて急な山道でMTBに乗ってヘルメットを被っている。先頭のリーダーみたいな人は40後半くらいか。ケツの人は60近いんじゃぁないかな。
まずは向こうから声をかけてくれた。
向こう:その荷物、随分大きい。縦走ですか?
こっち:いえ、トレーニングです。雪山に行く荷物です。
向こう:そうか、入れ替えるもの面倒だしね。
こっち:そんなところです。ここまで自転車で来たんですか?
向こう:舗装路は林道は走って来たけど急なところは担いで歩くの。
と。
H240422izu-gatake-MTBoji.jpegと言いながら擦れ違って、今こちらが登ってきた急な斜面をMTBを肩に担いで降りて行った。これは大変だ。
 
ガスの濃い、雨雲の中を歩いているような天気の中、予報では15時くらいから降り出すようなので先を急ぐ。と言っても背中が重くてペースは上がらない。
11:40「高畑山」
12:13「古御岳」
 
頂上に近づくころには靴がかなり緩んできたのが判る。
締め直すべきだが、雨が降る前に降りたくて先を急いでしまう。
靴下も動くようで、踵が少し痛くなってきた。やはり安い軍足は地下足袋専用だ。
 
12:35「伊豆ヶ岳」
H240422izu-gatake-peak.jpegガスで景色はなし。でもプチ・ピークハンターとしては、これで宜しい。
あとは急いで降りるだけ。
 
13:55 正丸駅に到着。
トイレに行ってコーラの500ペットボトルを買って、14:05の飯能行きにちょうど乗れた。
靴紐を締め直さないで来て、爪先が少し痛い。爪をはがすほどではないだろう。
 
翌日、筋肉痛は仕方がないが、ショルダーベールトのあたった肩周りとウエストベルトを締めた腰が痛い。リュックの調整がまだ上手く出来ていない。少しずつ、でも夏までには慣らしていかないと。

雲取山(2017m)

2/26・27の二日行。久々の百名山クラスで嬉しい。
荷物は70ℓのオスプレーにフロントバッグ。前回から更に冬モードにしたら、合わせて21kg。重い。
衣類は上半身は下から、普通の速乾Tシャツ、発熱する昔のユニクロのオレンジ長T、モンベルのマイクロフリース、パタゴニアのジャケット。下半身は同じく、速乾パンツ、ユニクロのヒートテック股引、冬用山パンツ。
靴はスカルパのミラージュで靴下は薄い5本指の上にユニクロ・ヒートテックの厚手を重ねた。

 【往路】09:30鴨沢⇒10:00小袖⇒11:25堂所⇒12:00七ツ石小屋下分岐12:15⇒
     ⇒13:00七ツ石小屋上分岐⇒13:50奥多摩小屋14:00⇒15:10雲取山山頂
       計5時間40分  (夏場の一般的タイム 5時間40分 ※休憩は別)
 【復路】06:40山頂小屋⇒07:15奥多摩小屋07:25⇒08:05七ツ石小屋上分岐⇒
     ⇒七ツ石小屋下分岐⇒堂所⇒09:40鴨沢
       計3時間00分  (夏場の一般的タイム 4時間00分 ※休憩は別)


【第一日】
朝はいつものように5時過ぎに起きた。が、いつものようにノンビリはしてられない。まずは飯をシッカリ喰って、急いで支度をして出発。(少し前まで朝飯はスープ1杯程だったが最近はまともに喰うようになった。一般的には良いことなんだろうが、時間はかかるし体重は減らないし、無駄が多い。)
家の近くの駅前のセブンイレブンでオニギリ3個とスポーツ新聞を入手。06:23発の地下鉄に乗って新宿・国分寺・青梅で乗り換えて、08:28に奥多摩駅に着いた。
青梅線は結構混んでいるが、その9割は山登りのような格好のオジサン・オバサンが占めている。
途中でポツポツと降りてゆくが終点の奥多摩駅まで多くが残っていた。
奥多摩駅に着くとリュックを背負ったジィサマ・バァサマが出口へヨタヨタ走っていく。なんだ?!と思ってバス乗り場に行ったら、要するにバスが混むのだ。
こちらは急がなくても最初に乗れてしまい、最後尾の座席に座った。最初はリュックを横に置いていたが、見ている間にバス停にジジババが押し寄せてきた。それがバスの中にモタモタ&ドンドン入ってくる。すぐにリュックを膝に乗せる。重い。前が見えない。仕方ない。
バスは08:35に出発した。並んでいた人達は当然乗りきれず、バスをもう1台出すようだ。
 
09:15 時刻表より6分ほど遅れて鴨沢に着いた。大勢のジジババは主に2グループだったようで、一組は奥多摩湖の最初の方で、もう一組は深山橋という停留所で降りていった。ふぅ。
降りて気がついたらバスの中に薄い手袋を置いてきてしまった。ここでは問題ないが、上に上がったときにアンダーグローブになる筈だったので少し不安。油断した。
鴨沢のバス停には小さな待合所とトイレがある。どちらも小綺麗で、トイレには長いホース付の蛇口もあって靴が洗える。必要かつ最低限の設備。素晴らしい。
トイレを済ましてスパッツを着けて、09:30スタート。空は薄曇り。上の方はガスが濃い目。気温は5.8度。
 
バス停横の小さな坂を上がって行くとすぐに標識があって左に折れて山に入っていく。
ハイキングにちょうど良さそうな緩い傾斜の道を上がっていく。少し歩くと暑くなってきて、ジャケットとマイクロフリースを脱ぐ。
 
10:00 小袖。ここは車道が廻ってきて合流する。駐車場もあって、ピストンならここに停めておける。日曜の朝なので結構な台数が停まっている。
緩やかな斜面が続くが、日陰は足元が凍っている。
 
11:25 堂所。急な斜面や歩きにくいところはないが氷やその上に残る雪が増えてきて、足元に若干の注意。荷物が重くてノロノロ歩いているのが却ってちょうど良いか。気温は低いが曇っていて風はなく、歩きやすい天気。
 
12:00 七ツ石小屋手前の分岐。荷物を降ろして小休止。
保温ポットのお湯で買ってきたオニギリを2個喰う。朝飯はシッカリ喰ってきて腹は減っていないが、時間で飯を喰う癖があるので。この先は白い地面が続くようなので6爪の軽アイゼンを着ける。
12:15スタート。右手に上がると七ツ石小屋経由、左手は近道。左方面は“落石あり。注意。”と書いてあるが、そっちから来た人に聞いたら全く問題ないとのこと。
 
12:30 七ツ石小屋との真ん中の分岐。
13:00 七ツ石小屋との北側分岐。雪がちらついている。荷物が重くてシンドイ。
13:50 奥多摩小屋。とても重い。かなりシンドイ。小休止。気温は0.6度。かなり冷えてきた感じ。小雪が降っていてガスが濃い目で、気持ちが余計後ろ向きになってしまう。ここに泊まって翌朝はもう帰ってしまおうか。荷物が重すぎたか。
と、ブチブチ思いながらも、まだ時間は早いので気を取り直す。
14:00 スタート。
 
15:10 避難小屋の横を通って、雲取山の頂上に着いた。
H24022601summit-of-kumotori.jpegガスで景色はなし。写真を何枚か撮って小屋に戻る。この先の雲取小屋に泊まるという黄色ずくめのオジサンがシャターを押してくれた。この人、かなり不安そう。話をしたら今までは2000mクラスの夏山までしか行ったことがなくて、冬季は初めてだそうだ。その割には立派な格好をしていたが。ここに避難小屋があることを知らなかったそうで、装備がなくて泊まれないことを残念がっていた。

15:20 頂上避難小屋に入る。
小屋の入口に温度計がかけてある。マイナス7度。小屋の中はマイナス1度。
先客は2名。空いている奥の隅に寝床を確保。綺麗な小屋で快適。
シュラフは今回、ISKAのエア630と450Xの2枚重ね。加えてダウンの上下を持ってきた。ここまでは要らなかったか。
疲れていたのと寒いのとでシュラフに入っていたら寝てしまった。体は温かいが足先が冷たい。
 
1時間ほど寝て17過ぎに起きた。人が少し増えている。7人くらい。
H24022602my-bed-tonight.jpeg晩飯の支度をする。足先と手先が冷えて痛い。やはりアンダーグローブを失ったのが大失敗。
何故か靴下のスペアだけ入れていたのでこれを履くが、あまり変わらない。このような山に来るときは小さな貼れるホッカイロを持ってくるべきだ。
晩飯はインスタント蕎麦に残りのオニギリ一つ。蕎麦には乾燥キャベツと小口切りの乾燥唐辛子を入れる。温かい。お湯って、すごい武器だ。
 
18:00 腹も一杯になって体も温まり、シュラフの中。足先はまだ冷たくて痛いが、アルミボトルにお湯を入れてスペア靴下を被せてシュラフの足先に入れたから、じきに温かくなるだろう。
みなが火を使ったせいで小屋の中は少し温かくなっている。プラス1度くらい。
 
飯を終えて寝る前にトイレに行った。
この小屋には小さな、遠目には綺麗な別棟のトイレがある。行ってみると大小二つの便器があるが、小には黄色い氷が盛り上がっている。オシッコが凍っているのにその上に更にして、それがまた凍ってしまい、いつの間にか黄色い氷が溢れた状態か。凍っている便器にオシッコするんじゃぁない。
大きい方は当然個室で、扉が閉まる。中は和式のボットン式で、壁に張り紙がある。“小のみ使用可、大は凍って詰まるので禁止。大をする人は雲取小屋のトイレを使うこと。”と。ヘッドライトで中を覗くと壁に茶色い、紙混じりの氷がへばり付いて張り出ている。まだ詰まっていないが時間の問題か。そりゃあ、したくなったらしちゃうよ。したくなったからと言っても雲取小屋までは40分くらい。それなら道から外れて穴を掘る。
因みに、毎年来ているというオジサンが言うには、一時はトイレ自体が閉鎖されたそうだ。当然、みんな山にする。それでまた部分開放。難しい問題だ。環境問題以前に生活の問題。
 
【第二日】
5時に目が覚めた。よく寝た。
夕べはほぼ暗くなってから、おそらく18時半くらいに小屋に一人入ってきた。こちらの足元に寝床を作ったので、自分の荷物を少し寄せてあげようかと朦朧としながら考えているうちに眠ってしまった。
目は覚めたが外はまだ真っ暗。温度計を見るとマイナス2度。起きるか寝るか迷う。
今日は鴨沢に戻って家に帰るが、バスは10:27か13:58。登りが6時間近くかかったから下りは4時間半から5時間か。凍っているところが多いから、あまり飛ばせないと思う。10:27に乗るには6時には出ないとならない。それで乗り遅れたら3時間半も待つことになる。悩ましい。
ひとまず、トイレに行く。表に出たら東京の夜景がとても綺麗。カメラを持って来ればよかったが取りに戻ると凍りそう。温度計を見ると、マイナス13度。
 
まだ真っ暗なのでひとまずシュラフに戻って考える。日の出は6時10分だったか40分だったか。
30分くらい前から歩けるだろうから、6時10分ならそろそろ起きないと。でも40分だったら明るくなる前に凍えてしまう。
などとモタモタしていたら、ふと気がつくと明るくなり始めている。5:45。日の出は6時10分だったようだ。しまった。シュラフから飛び起きて急いで撤収開始。ANAラウンジのスナックを1袋、ポットの湯で口に放り込む。
やはりシュラフは過ぎたようで、汗を吸って膨らんでなかなか仕舞えない。リュックをまとめられたのは06:25くらい。それから靴を履いてスパッツ・軽アイゼンを着けてトイレを済まして、ようやく06:35に準備完了。1時間近くロスした。5時に起きておくべきだった。これだと10:27のバスは厳しい。ほぼ無理か。でも用意できてしまったから出発。間に合わなかったら次のバスが来るまで車道を降りていこう。3時間もあったら奥多摩駅に着いてしまうかもしれない。(後で見たら約15km。21kg背負って3時間では無理だった。)
 
小屋の正面からお日様が出てきた。とても綺麗だ。右の方に目を移すと、富士山!
少し遠めだが真っ白で美しい。相変わらず秀麗。
H240227-01sunrise-from-kumotori-summit.jpegH240227-02fujisan-from-kumotori-summit.jpeg
06:40 下山開始。
 
登りは背中が重くてシンドかったが、緩やかな下り道は結構良いペースで行ける。荷物も余計な水を落としてきたから2kgくらいは減っている筈。
H24022704rodge-above-head.jpegH24022705fujisan-on-the-way.jpeg頂上小屋直下の急斜面を降りたあたりで奥多摩小屋から来たと思われる人が一人、その少し後でもう一人、擦れ違った。頂上小屋を一番に出てきたので足跡は反対向きの2人分だけ。夕べ少し降ったようで綺麗な雪の上を歩くのは気持ちが良い。
 
07:15 奥多摩小屋。
H240227-07animal-footstamp.jpeg体が温まってきたところで荷物を降ろし、ANAスナックを1袋食って体制を整える。10分ほど休んで歩き始める。
ここから先は人間の足跡のついてない雪道を進む。途中でしばらく、狐か狸の足跡が先へ進んでいた。時々、兎や鹿の足跡も付いている。

08:05 七ツ石小屋下の分岐。かなり早い。バスに間に合うかも。
七ツ石小屋から先ではたまに人と擦れ違うようになった。
 
09:40 鴨沢バス停に着いた。楽勝。早すぎたくらい。
バス停横のトイレ前の蛇口で靴やアイゼン、スパッツを洗う。10時くらいには片付けが終わってノンビリとバスを待つ。これくらいの余裕があるほうがいい。或いは、09:27というバスもあったようで、もう少し早く出てくれば更に早く帰れた。
待っている間に小屋にいた人が2人、ポツポツと降りてきた。小屋を出るときには準備が済んでいた連中だからスタートは同じくらいだったか。この人たちも結構早かったんだな。
 
じきに10:27のバスが来た。いやぁ、ホッとする。これで奥多摩駅に11:03到着予定。
奥多摩駅からは11:08発があるが、これを逃すと40分くらい待つ。蕎麦でも喰いたいが頑張って08分に乗ろう。
 
バスは予定よりも10分ほど早く奥多摩駅に着いた。微妙だが、蕎麦を喰う時間はないかな。青梅まで行くと先の電車の本数が増えるので、青梅まで行くことにする。
電車は流石に予定どおり11:08に奥多摩を出て11:45青梅に着いた。
青梅駅では着いたホームに立ち食い蕎麦屋があった。
H24022707soba.oume-st..jpegそう言えば青梅は“昭和レトロ”をウリにしていた覚えがあるが、ホームの蕎麦屋もレトロ風。外には昭和の古い映画のポスター公告、店の中では白黒テレビ。食券機も錆び付いてレトロだが、よく見るとスイカも使える。電車が出るときには「秘密のアッコちゃん」が流れる。
 
12:05 蕎麦で腹も一杯になって青梅発の中央線快速に乗った。普通なら国分寺で中央特快に乗り換えるのだが、荷物が大きいのと疲れていたのとで、そのまま座って新宿まで行った。これでも5分くらいしか違わない。
13時半くらいに池袋に着いた。ちょうどプール帰りのチビと合流すべく、大塚駅へ向かう。
 
今回は初めて、冬山といえる山に登った。まともな登山自体、久々。去年10月の金峰山以来。一昨年の暮れに痛めた左膝の半月板を金峰山の後に損傷再発し、運動不足で筋肉も落ちていると思うが、前回の武甲山に続いて20kg前後の荷物、それを今回は中クラスの山で背負えてホッとし、また嬉しかった。
これで百名山は72峰目。雪山も楽しかったし、元気が出てきた。大満足。

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