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自分の身の丈は超えようとせず、身の丈までは常に精一杯。 自分が自分の行動記録的な日記として残しているブログ。 失礼恐縮&無礼勘弁。

自分の日記

   

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南インド紀行(’98.8.22~29)その6

8月28日(Fri.)
00:03  Sahar A.P.
僕の乗る飛行機CX750は、dep.05:00の予定で、baggage screenigは02:30から。それまでの2時間半、ひたすら待つしかない。
今回のたび、最後までインドは僕に優しい。お金を無理に使いきることはないと、また最後にも万が一があるかとも思い、350Rs.ほど残しておいたが、大正解。300Rs.だったA.P. Taxが500Rs.に値上がりしていて、あやうく払えないところを助かった。これで残金も150Rs.ほどになり、まァこんなものか。
Carlton HotelからChurchgateまでは結局歩き、20分ほどで着いた。売店でWestern Railwayの”Local time Table” 15Rs.と、ムンバイの”Suburban Time Table” 3Rs.を買ってから切符売場へ行き、Andeliまでの切符を買う。5Rs.。10分ほど待って、22:35 Churchgate発の電車に乗る。“準急”という感じ。時刻表でそれらしい電車を見つけ、照らし合わせながら進む。道すがら、周りのおじさんたちが話し掛けてきて、“どこへ行くのか?”“Andeli”“あと3駅だ”という感じで教えてくれる。例の如く間違いも沢山教えてくれるが、最後に正しいことを教えてくれた(こっちは時刻表で見ているので、本当は問題なし。)オジサンはAndeliで一緒に降りて、反対側のホームの空港側の出口へ行く階段も教えてくれて、たまたま同じ所で降りたのかと思いきや、また同じ電車に飛び乗っていった。わざわざ僕のために、せっかく座れていた席も捨てて教えるためだけに降りてくれたのであった。Churchgateを出た時には空いていた電車だったが、Andeli近くに来た時には席は全て埋まっていて立っている人もいたほどだから、とても申し訳ないことをした。有り難や。今回はつくづく、会う人に恵まれていると思う。
23:00過ぎにAndeliの改札を出て、少し歩いてA.Rickshawを見つけ、空港に向かう。最初に声をかけた運ちゃんはSahar A.P.と言ったら嫌な顔をしたのですぐに離れ、慌てて追っかけてくるのを無視して違う車に声をかける。すぐにOK。途中、大きな道路が交わっている交差点で、ものすごい渋滞が発生していた。大型のバスやトラックからA.Rickshawまで、皆勝手に交差点にドンドン突っ込んで行くから、全然動かない。その上お巡りさんやら、我慢が出来なくなって降りてきたドライバーやらが車の間に立って言い合いを始めるから、こりゃどうにもならない。インドは最後までインド。下手な映画より面白い。
道路を走るたびに感じていたことだが、普通に流れている時には皆異常に飛ばし、とにかく先に出ようとするが、道の凸凹した所(日本のそれの比ではない。)に来ると同じように急ブレーキをかけて乗り越えたり迂回したりして、まるで運動会の障害物競走を見ているようだ。
空港には23:30丁度に着いた。電車の中の親切オジサンが、空港までは約15分、30Rs.くらい、深夜料金はまだかからないから注意しろ、と教えてくれたが、ほぼその通りだった。メーターで3.4Rs.、これをtariffで照らすと23.80Rs.。一生懸命走ってくれて料金も正直に言って、良い運ちゃんだったので26Rs.あげた。そのまま空港に入り、あとはひたすら待つ。身体がまだ痒い。これ以外は、今回は体調も非常に良かった。ペースもディープさも無理せず、のんびり行ったのが正解だった。小梅を持って行ったのも正解。手軽で良い。梅エキスは次回はチューブに入れて持って行こう。
 
04:22  boarding gate
やっと。02:30までは椅子に座ってウトウトしていたが、そのうちにウナ・コーワが無くなってしまったので、空港内の薬屋で痒み止め(と思われる薬)を買った。40Rs.。なんと高い。水も買って、こちらは30rs.。街で売っているボトルに書いてある、“Maxim Price 12Rs.”とかは消してある。02:30からは手続きを始め、ようやく今に至る。空港税を払うためにお金を残しておいたのだが、これはチケットに含まれていた。そう言えば、“インド・香港税金”という明細が有ったっけ。油断した。でもお陰で、マリちゃんとこへの土産を買うことが出来た。つまらないものだが、前に行った、デリーの紅茶屋の紅茶。580Rs.!!でもこれで電話を掛けられなくなってしまった。残金は69.40Rs.しか無いが、ISDは1分につき72Rs.。コレクト・コールはここからは掛けられない。コーヒーにも足らず、中途半端に余ってしまった。空港内でもコーヒー売りが徘徊している。電車の中でもそうだったが、南インドでは“チャイ、チャイ”と言ってミルク・コーヒーを売っている。“チャイ”とはミルク・ティー限定と思っていたのだが。
ここの空港内のトイレは、男性小用便器の位置が異常に高い。僕でギリギリ。府中のお父さんでは使えないだろう。
空港の放送で、僕らが乗る飛行機のエンジンの調子が悪かった、とか言ってたが、05:30頃になってようやく機内に入る。自分の席に座ったら急に眠くなってきた。この時間までまともに寝ていなかったせいか、物凄く眠い。このまま寝る。
 
07:30  1時間ほど熟睡したようで、目が覚めると朝食が配られている所だった。今頃どの辺を飛んでいるのか、と思って窓の外を見ると、なんと飛行機は飛んでいない。地上にいる。Attendantに聞くと、まだエンジンが直らず、飛べていないそうだ。飯の注文を聞かれ、Veg.を選ぶ。Prasadoの影響でもないだろうが、身体がVegitarianになっている。肉が重く、豆や野菜が心地よい。
07:45 機内アナウンス。エンジンが直らないので、ひとまず用意したホテルに行くようにしろ、と。出発予定は夕方の18:00だと!!!! このあと、外に出る際にパスポートを預けさせられる。この件で皆かなり揉めている。他国の地に身分証明なく立つことにかなりの不安を覚えているようだが、これは国境を身近に知らない日本人には理解できないと思う。あちこちで空港の職員と言い合いになっている。こんなとき、個人の1対1のトラブルだと自分のペースで話せば云いからどうにかなるが、今は皆が早口で、時には怒鳴りあっているのを聞いて理解したり情報にしたりしなくてはならないので辛い。このペースだとほとんど分からない。近くにいる白人のアベックに時々確認して、教えてもらう。現時点での話だと、香港到着は明朝6時頃になりそうだ。
1時間ほどの大騒ぎの後、CXで用意したホテルに向かう。皆まだごちゃごちゃしているが、話の早いインド人の夫婦に着いてきた。この旦那、小柄だが明るくてパワフルで話が早く、見ているこっちも元気が出てくる。パニック・ヒーローのタイプ。
連れて行かれたのは、空港からも見える”The Leela Hotel”。あまり聞いたことのない名前だが、かなり良いクラスのホテル。皆より先に出て来たので、すぐにチェックインできた。部屋は233号室。部屋に荷物を置いてから、ホテルの下のショッピング・エリアに行く。着ている物がかなり汚くて臭いので、とにかくシャツでも手に入れないと。しかしこんな立派なホテルの中に入っている店は高級店ばかりだろう。何軒か覗いた中で一番安そうなのが“ベネトン”だった。こういうブランド物は今迄買ったことないが仕方が無い。中でも一番安そうなのを選ぶ。デニムのワークシャツ849Rs.と柿色のTシャツ199Rs.を買う。「こんな高い物!」と悩みながら、余っていたルピーと残りはカードで支払い、部屋に戻る。身につけていた汚いワークシャツとTシャツ、それに靴下を洗濯する。特にワークシャツは汚く、臭い。飛行機の中や空港で周りにいた人たちに申し訳なく思う。こんなの、少しくらい洗ってもどうにもならないと思う。洗面台に湯を張って、ちょっとゆすいだだけで湯が茶色くなる。二度と着たくないと思いながら更に洗う。まあ、こんな立派なホテルだから、部屋の中に吊るしておけば夕方には持ち歩ける程度には乾くだろう。
洗濯を終えて、バスタブに熱い湯を張って浸かる。湯が体に染みる。1週間ぶりのお湯だ。感動する。あー気持ちいい。湯に浸かりながら考えたが、さっきのベネトンのシャツ、安い。貧乏旅行者にはかなり高価だが、単純に日本円に換算してみるとワークシャツが2,900円ほど、Tシャツは700円しない。こりゃあ安いや。日本で買ったらどの位の物か知らんが、あとでもう一度行ってモモの土産シャツでも買ってこよう。次回来ることがあったら、もう一つリュックを背負ってきて、帰りに沢山買って帰ろう。
風呂から出て香港のまりちゃんに電話をかけるが留守のようだ。留守電らしきチャイニーズの音楽が流れる。仕方なく日本の親にかける。元気だと伝え、時差とかあるのでモモになかなかかけられないので、元気だという伝言を頼む。そろそろ昼飯の時間だが、寝よう。夕方もどうなるのかわからないから、寝られる時に寝ておかないと。
16時頃目が覚める。もう一度香港に電話したら、いたいた。まりちゃんに状況を説明し、予定通り行けないことを謝る。今の様子では香港に着くのは明朝6時すぎ。着いたら空港から電話すると伝える。声は変わらないが、喋り方が普通の大人になっている。当たり前か。
新しいシャツを着て、それが入っていたベネトンのビニール袋に洗濯物を入れる。靴下はまだ湿っているが、問題ない。そのうち乾くから、そのまま穿いていく。身支度をして1630頃、もう一度下へ降りてベネトン・ショップへ行く。買ったデニムのシャツが気に入ったので、モモにも同じ物を買おうと思ったがサイズが無く、違うデザインのにする。淡いグリーンの、モモの趣味はこっちか。749Rs.。
部屋に戻って荷物を取り、Check Outする。電話代だけ精算。HKへ3回、そのうち2回は留守電で切ってしまったから数秒のみ、あとは東京へ2分半と新潟のマルコーインに6分強、計10’42”で1,977.36Rs.。とても高い。空港のISDより倍以上する。当然これもカード払い。
フロントで、朝空港で見かけたインド人の大柄のおじさんを見つけて状況を聞くと、“1100にエンジンの修理が終わったことは確認した。でもクルーが寝ちゃったようで、出発は夕方になりそうだ。今度こそ大丈夫だろう。”とのこと。ほっとする。この夫婦がもう空港に行くというので、一緒にバスに乗ってAPへ。APにはまだそれらしい人達はいなかったが、このおじさんがcheck in counterの奥へドンドン入っていってCXのattendantをつかまえ、いろいろと話をしている。結局奥の小部屋に案内され、ここで待て、ということに。入った時には分からなかったが、様子を見ているとこの部屋、business class用のラウンジで、この夫婦に付いてきて一緒に入ってしまっただけの僕は本当は出なくてはならないのだが、このおじさんも“黙って座ってりゃァわかんないよ。”と笑っている。Lucky!またもや、人に恵まれたようだ。
今18:10。このラウンジに来て、もう1時間たった。夕方なのに、昨夜はずっと起きていて昼間寝ていたから、身体は現在を朝だと認識しているようだ。ラウンジの中にボーイさんが入ってきて、客に飲み物の注文を聞いている。僕はコーヒーを頼む。
19:40。事態悪化。1845頃、ラウンジにいるのも飽きたしflightは19:00予定なのにいまだ何の動きも無いので、様子を見にカウンターへ行った。そしたらやはり、飛行機が駄目かもしれない、と。皆かなり焦っていて、CXは若い白人のattenndantが一人で受けているが、かなり揉めている。近くの人に聞くと、“飛ぶあてがないから、皆各自で自分のflightの手配をした方がいい。”などど言っている。かなり厳しい状況。聞いていると、皆でたかって寄ってたかってattendantを責めていて、“とにかく飛行機を飛ばせ”とか“どこの便でもいいから、お前が自分で券を買ってきて皆に配れ”とか“お前もエンジンの所に行って一緒に整備して来い”などと、結構無茶なことも言っている。それに対して“今エンジンのテストをしている。1回目はOKだった。2回目をこれからするが、これでOKなら2100dep.。万が一駄目なら、別の便を手配する。しかしその場合、Chinaから新しい機体を持って来ることになるので、3日ほど待ってもらう。2030にもう一度説明をする。”と最終的に答えていた。これもまた無茶なことと思う。飛行機とはなんて面倒な物なのか。で、ひとまず空港内のTaj Mahal Restaurantへ案内され、待っているように指示される。困った。2100に飛べば、HKでまりちゃんの顔は見れるが、もし駄目なら代替便は翌朝になるようだから、まりちゃんどころか、東京に帰ることすらままならなくなる。今は待つしかないが、運に任せるのみ。
ああだこうだ心配はするが、しかし基本的にこういう緊急事態は嫌いではない。流れにしがみついているしかないが、周りを観察していても面白い。トラブルに際しての交渉はスリリングで、CXのattendantは流石に冷静で大勢を相手にしても堂々としかし丁寧に対処しているし、逆に攻める側の先頭にいるのはインド人は若いが押しが強く、皆の意見をまとめて代表して交渉している。オーストラリアに向かっているようだが英語もインド英語ではなく上手い。彼をサポートしているのは白人で、変身する前のスーパーマンのような風貌。クールだが攻めるポイントは鋭い。この二人は他人の面倒見も良く、僕も時々情報をもらった。
まあ、最終的には帰るのが2~3日伸びたって大勢に影響はないから、余計に面白がって見ているのかもしれない。久しぶりにお湯の風呂に浸かれたし、3時間ほどだけど寝心地の良いベッドで熟睡できたし、満足。でもまだ身体が痒い。あのオイルには何が入っていたのか分からないが、80時間も経っているのにまだこんなに残っているとは凄い。流石インド、恐るべし。でもこれだけ強けりゃ、薬効も強いだろうに。身体にもよく効いていると思うと頼もしいか。
Taj Mahal Rest.で、バイキング式の飯も用意し始めた。最初CXからは“コーヒー、紅茶を用意する”と説明されたが、飯も出すとなるといよいよ飛行機が駄目になりそうなのか?と心配しながらもインド料理盛り合わせを2皿も食ってしまった。コーヒーは3杯くらい飲んだ。美味い美味い。
2030、さっきのattendantが来て、2200dep.、0715arr.HKと案内していった。やっぱり、ほっとする。それにしても、英語はもっと勉強しないと。こういう状況になると会話も早すぎて、いちいち他人に確認していかないとならない。問題だ。せめてヒアリングだけでも出来るようにならないと、話にならない。昔、某幸子嬢が、“広東語のヒアリングは出来るんだけど、喋れないんですゥ~。”と言っていたが、聞くことさえ出来れば、こんな非常時でも問題なく対処できる。今回はDorisに習ってているせいかインドに慣れて落ち着いているせいか、旅行中の会話には全く困らず、自分でも英語のレベルが少し上がったつもりでいたが、これではまだまだ未熟だ。Churchgate行きの電車で会ったMr. Rajamaniも言っていたが、英語は経験しかない。そのとおりだ。
さっきから横のテーブルにいるインド系の女の子、顔が凄く綺麗でスタイルも良くモデルか何かのようだが、よく見ていると自意識過剰で嫌なタイプ。どうせ大金持のお嬢さんで我が侭な奴なのだろう。フン。
さっきまで幾ら食ってもお腹一杯になった気がしなかったが、安心したら急に満腹感を感じるようになってきた。
2100、今またCXのatt.が来て、2130にカウンターに来るようにと案内して廻っている。今度こそ本当に帰れそうだ。今回はトラブルもかなり楽しんだから、これ以上のどんでん返しはもういい。げっぷ。
2200、ついにやっとBoarding Gateの中に入った。2120に“CX750に乗る奴は集まれ!”のアナウンスがあって、まずcheck-in counterで名前を一人づつ呼ばれてパスポートを返してもらい、中へ。Immigrationで、空港の係員(ほとんど軍人)とCX750乗客が、boarding cardの新しいのが必要だ、いや貰っていない、のだと一揉めしたが、結局最初のカードでOKになった。こんなトラブルの際にも、インドの“係員”は自分のルールを優先しようとする。
ホテルを出てからずっと歯を磨いていないので、口の中が気持ち悪い。飛行機に乗る時は、いつこんなトラブルが起きるか判らないから、歯磨きセットを必ず持ち歩くようにしないと。そう言えば、英国とかではどうだったか覚えていないけど、インドのホテルには、高級ホテルでもヒゲソリとか歯ブラシは置いてなかった。日本では最下級ビジネスホテルにもあるのに。衛生面で責任持てないからだろうが、自覚があってよろしい。
スーパーマンもどきが、さっきまで闘っていたCX attendantに“色々とご苦労さん”という感じでわざわざ挨拶をしにいっている。お互い(他の人も)“ほっ”という顔をしている。
2330、やっと、やっとやっと、飛行機が動き出した。今度こそ、もう大丈夫だ。もう飽きちゃって、あまり感動も喜びも感じない。この時間だと、HKに着くのは昼近くなる。帰りはHK dep.1620だから1500前にはAPに戻らなくてはならない。2~3時間の滞在。お昼ご飯を一緒に食べれればよいが。外は相変わらずの雨。
 
8月29日(Sat.)
0002 飛行機は2350に離陸した。やっと今、巡航体勢に入った。離陸する時、通常ならエンジンの音がブオーっと盛り上がっていき、そのまま動き出してドーっと加速するが、今回はブオーっという盛り上がりが途中でスーっと終わってしまうのが2回あり、やっと3回目に機体が動き出した。そのスーっという時には、疲れていたせいかエンジンが壊れていたという先入観のせいか、そのまま爆発しそうで怖かった。少なくとも、またAPに戻ることは覚悟したが、もう雲の上に上がってしまった。ここまで来れば大丈夫だろう。インドとの腐れ縁も、もうこれまでだ。いつものことだが、インドに来ると、帰りに空の上に上がったところでほっとする。“やっと出られた”と思う。ならば行かなければいいのに、また行ってしまう。
0016 時計を調整する。今からはインド時間を捨て、BKK time。0017→0147。BKK est. arr. 0501。
0500(India+1.5hrs) BKK着。あまり、というよりほとんど眠れず。オイルかぶれで体がまだ痒い。
HK timeで0930(BKK+1.0hrs.)。BKKには1時間近く停まっていたが、それから飛び立って、やっとようやくHK近くまで来た。0200(BKK time)と0800(HK time)に飯が出たが、流石に朝飯の方は半分も食えなかった。あと30分強でHKに到着。まりちゃんに会えるのは1200近くか。1500前には街から出て空港に戻らなくてはならないので、昼飯食って、近くのマーケットでも案内してもらって、と散歩程度になる。HKについては予習もあまりしていないので、それで充分か。今度機会があれば、香港だけを目的として来てみようか。3~4日あれば来れるし。


1025 飛行機は1015に着陸し、immigrationを通って、今baggage claimで荷物が出てくるのを待っている。早く出てこい。
1100 空港から外に出ると天気がとてもよくて暑い。公衆電話を探してまりちゃんに電話する。いた。ほっとする。待たせてしまったが、飛行機が遅れたのを確認していてくれて、特に心配をしていなかった、というのでまだよかった。すぐにCity Flyer A21というバスを探して乗り込む。4つめの停留所で、車内のLEDに”Hotel Concourse”の前と表示されるって。バス停まで迎えに来てくれるという。楽しみだ。
いた。旦那さんと2人でいた。最初に、彼らのアパートメントに荷物を置かせてもらう。LocalなHKタイプということだが、渋いマンションだ。映画に出てくるような雑居ビルの、煙草を売っている売店の横を摺り抜けて中に入り、ごつい扉をこじ開けるとこれまた渋いエレベーターがある。部屋は決して広くはないが、一度住んでみたいようなシンプルで使い良さそうな家だ。でもこれで家賃は20万円位するそうだ。HKでは家賃はかなり高いそうだ。
荷物だけ置いて、一緒に昼飯を食いに出る。地元の人用のlocal食堂で、梅田氏が注文してくれる。このあたりは下町で、活気があるが英語は全く通じないらしい。運ばれてきたのは“蒸しチキン”と“豚と青野菜炒め”、“2色の具乗せチャーハン”。名前は勝手につけたが。飾らないが、美味い。量も凄くある。結局3人で食べきれずに残してしまった。日本なら持って帰るところだ。
梅田氏はこのあと仕事に行く、ということで別れ、まりちゃんに近くの市場を案内してもらいながらアパートに戻り、そのまま荷物を取って空港に向かう。まりちゃんがバス停まで送ってくれた。
結局、バスが来たのが1430頃、空港には1520に着く。列に並んでやっと自分の番になり、Check inしようとしたところ、att.のお姉ちゃんが“あなた様の席はございません”と言う。言い方はやたらと丁寧だが、“無いものはない”といった厳しい態度。確認すると、予約もリコンファームもされているが、オーバーブッキングされていてこの便は満席になってしまい、違う便(それも翌日以降の便)に代わってもらうかもしれない、と。困ったなァと思いながらもあまりの理不尽さに、怒りの抗議をする。ムンバイのトラブルでの“かなり頭に来ているけど言葉は冷静”という攻め方をイメージして、自分はリコンファームまでしており、それもCochinとMunbeiでの2回もだ、さらにはここに来る便もCXの、あなたの責任ではないかもしれないがあなたの会社のせいで、CXの整備不良が原因でトラブルとなった。お陰で夕べ約束していた大切な知人との再会も果たせなかった。HKに寄ったのはそれだけが目的だったのに。それでもその時は仕方がないと我慢したが、これ以上のトラブルはもうごめんだ、絶対に受け入れない。他の便への変更はしない、自分はこの便にしか乗らない、などと強く抗議したところ、お姉ちゃんは、“10分だけ待ってくれ”と言い残してどこかへ消えてしまった。お姉ちゃんは12分くらいして戻ってきたが、ダブルブッキングはやはり解消できなかったようで、それからしばらく端末相手に怖い顔して何かの作業をしていたが、急にまた作ったような笑顔になり、“あなたは問題ない。これがあなたの席だ。”と出された搭乗券を見ると、なんと!!ビジネス・クラス!生まれて始めてだ。ラッキーだ。しかし多分、最初は日本人だから甘く見て、特にリュックしょっている奴なんか予定はどうにでもなるだろう、と足元を見られて翌日以降の便にしようとしたかんじだ。こういう時はやはりハッキリ言わないと。そのあとの気持ちの切り替え(ているように見せること)も必要だと、ムンバイでの他の人たちの様子を見ていて感じた。
飛行機は1645には動き出し、1700くらいに飛び立った。腕時計を、1700HK timeから1800Tokyo timeに修正する。しばらくして飯が出たが、フルコースですごい。最初にナプキンやらプレートやら並べられて、飲み物の注文を取りに来る時にも”Mr. Shinoda・….”と、一人一人の名前を呼びながら席を廻っている。料理もワン・プレートではなく、3回ほどに分けて出された。また良い経験をした。モモも一度、ビジネスかファーストに乗せてやらないと。
しばし熟睡し、目が覚めたらただいま2100。成田まであと45分。


2150 無事、成田に着陸。最後の“ホッ”。検疫、税関もほとんどフリーで抜けて、外に出てからモモと実家に電話する。なぜかモモがベソかいてる。心配だったらしい。インドをどんな怖いところと思っているのか…。心配させて申し訳ないやら有り難いやら、逆に、インドに失礼な、と憤慨するやらで複雑な心境。これから京成の上野行き特急で帰る。お疲れ様。
反省:ヒアリング強化。
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