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自分の身の丈は超えようとせず、身の丈までは常に精一杯。 自分が自分の行動記録的な日記として残しているブログ。 失礼恐縮&無礼勘弁。

自分の日記

   

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羊蹄山1896m

【前夜】9/12
札幌で仕事が終わってから17:53のJRニセコライナーに乗った。小樽を過ぎると後は真っ暗な闇を電車は進み、19:42に倶知安に着いた。
駅の左前にある「ホテル・スリーエム」に部屋を予約してある。駅の周りもかなり暗いが、すぐ横にコープのスーパーがあって21:15までやっていると書いてある。これは嬉しい。
チェックインして送ってあったリュックを受け取り、部屋に荷物だけ置いてすぐ晩飯の買い出し。セブンイレブンもあるようだが、フロントで聞くと“歩いて10分”とのこと。それは遠いから、コープへ。
コープには一通りの食料品売り場があったが、総菜やオニギリは殆ど売り切れていて、さらに残り少ない寿司や総菜の前で中々買わない人たちが食品を睨んでいるなと思っていたら、8時半のタイムサービスを待っていたみたいで、店員が割引のシールを貼り始めたら、僅かに残っていた食べ物もアッという間になくなってしまった。
油断したが晩飯と明日の昼飯の分は確保しなくてはならず、結果、晩飯として、崩れかけた握り鮨の盛り合わせパック、緩んだイカ刺し、同じくらいに緩んだ鮪・鯵の刺身盛り、油がかなり強そうなレバ炒め、胡瓜の漬けものを確保したが、翌日の朝・昼飯用のオニギリは確保できず、ピザパン1個とソース焼きそば1パックをゲットした。
加えて酒を買って、ホテルに戻ってシャワーを浴びてから、荷物の整理をしながらマッタリと晩飯。11時前、リュックも宿に預ける荷物も大体出来あがって、腹もいっぱいになって満足。あとは寝るだけ。明日のバスは6:45発だ。
ここのホテル、5300円とこの辺りにしては高いと思ったが、部屋は広く風呂も広く、1階にはコインランドリーや電子レンジもあって、かなり良し。もちろん、トイレはウォシュレット。

【本日】9/13
5:40 起床。ユックリと身支度。
6:25 チェックアウト。山に行く荷物を持って、あとは一まとめにして預ける。リュックは14kgくらい。テントを入れたが、他は抑えめ。
時間の余裕があるので、セブンイレブンに行ってみる。本当に10分もかかるようなら途中で戻ってくる積りだったが、3分もかからなかった。スポーツ新聞、あと朝飯としてカフェオレと「裂けるチーズ」を買って、駅前の道南バスのバス亭に戻る。バスは既に停留所に停まっていた。運転手はいない。中に入って荷物を置いて席を確保し、外で朝飯。じきに運転手が出てきた。
6:45 バスが出発。見覚えのある道を通ってニセコ方面に走り、6:59、「羊蹄登山口」バス停で降りた。230円。登山口は少し戻って舗装された道をユックリと登ってゆく。
この山、裾野が広くて「蝦夷富士」と呼ばれるだけあって、麓から登ると延々と緩い登りが続く。天気は快晴。歩いていると汗がじわじわと出てくるが日陰に入ると涼しい。半月湖の入口から木々の中を歩く。急に薄暗くなる。もうすぐ実際の登山口のキャンプ場(ここまで車が入れる。)かな、という辺りで水色の軽自動車が追い抜いて行った。出来れば、乗せてほしかった。
7:30 キャンプ場、実際の登山口に着いた。このルートの1合目になるようだ。少し奥で靴紐を縛っている人がいる。一応“おはようございます”と声をかけると、返してくれた。女の人みたい。駐車場に水色の軽があるので、さっき抜いていった人か。身支度をしてトイレに行って戻ったら、もういなかった。
7:40 歩き始める。天気は良いのだが、木立の中の薄暗い中を進む。当然、景色はない。足元からエゾリスが慌てて逃げて木を登ってゆく。
8:18 2合目。ひたすら灌木の中を歩く。8:35 3合目、同じく。水色軽のネエサンを抜く。
8:48 4合目、9:13 5合目、9:33 6合目。同様。
10:07 7合目。休憩。この山、遠目に見た通りでひたすら登り続けるのみで平らなところがない。ほんの少しだけ、合目の標識のある所に何ヶ所か、たたみ3畳ほどのスペースがあって一息つける。朝飯を食っていないので、昨夜にコープで買ったピザパンを食べてエナジー補充。
油断してマッタリしかけていたら、下で抜いたネエサンが上がってきた。挨拶したら、リュックは降ろさずに足を止めて話しかけてくれる。ネエサン、この近くに住んでいるそうで、この辺に住んでいると冬は大変ですね、と言ったら、スキー客相手の商売をしているので雪がないと困る、とのこと。と言いながら、そのまま上がっていった。同じような世代と思うが、少し“ネエサン”かな。失礼ながら、この世代の女性にしてはしっかり歩いていて、脚力ある。10:20 スタート。下の方にガスが出てきた。
10:44 8合目。時々、シマリスが足元から逃げてゆく。
10:55 急に岩場に出て展望が開けたと思ったら、9合目に到着。少し前からハイマツが出てきて、この辺りにもホシガラスがいるのかな、と思っていたら、いた。茂みの中から1羽がガァガァと鳴きながら飛んで行った。
花も、時期はほぼ終わっているが、イワギキョウが咲いていた。この花、好き。
イワギキョウ
この辺りからは素晴らしい景色。天気は快晴、風もなく最高の天気。ニセコの山は斜め下にしっかりと見え、その右に倶知安の町がジオラマ模型のように綺麗に見える。
ニセコと倶知安

11:20 火口の縁に到着。大きな火口が見渡せて気分良し。火口の中を渡るような道があって、その向こうに大火口、手前に小さな火口がある。火口の底はガスもなさそう。
羊蹄山の大火口
頂上に向かうべく、左側に少し上がった北山ピークに辿り着いたら水色ネエサンが休んでいた。挨拶だけして追い抜く。
もうすぐ頂上。

11:55 頂上に到着。火口縁の中で一番高いのは当然だが、この辺りだけ岩場になっていて、縁は切れ落ちているし、この前後が少し怖い。
ガスは出ていない。天気は良く、風は弱く、景色良し。最高の条件。
頂上は、大火口の縁の、登ってきたのと反対側になる。京極側。下を見下ろすと京極の街が見えるが、少し顔を上げると右奥には洞爺湖が見える。その左には小さくルスツのスキー場。改めて、ルスツよりニセコが大きいことを確認。
羊蹄山山頂
洞爺湖

周りの景色を眺めて写真なぞを撮っていたら、少し先の岩場を水色ネエサンが歩いてくる。地元の人らしく“頂上には拘らない”ようなことを言っていたが、“こんな条件は滅多にないから頂上に行かないと勿体ない”と言ったせいかどうかは知らないが、頂上までやって来た。
話をしてみたら、実は関東の人だと。神奈川の秦野、丹沢の登山口の渋沢出身で元々山には馴染んでいたらしい。九州出身のご主人とペンションを始めて、冬になるとパウダースノー大好きモードになるらしい。「遊牧民」というシングルツーリストの多い宿だそうで、是非、一度泊めてほしいと思った。
じきにネエサンは“仕事があるから”と、来た道を戻っていった。
12:35 下山開始。京極ルートを降りる。
少し戻って、京極への分岐から右に折れるが、岩場で道が良くわからん。少し迷ったが、じきに道に出た。
急な下り
12:50 9合目。大して経っていないが、靴の紐を締め直す。ついでに昨夜調達したソース焼きそばで腹ごなし。13:05スタート。
13:25 8合目。 灌木の中に入って景色はなくなり、ヒラフルート程は荒れていないが、かなり急な斜面をひたすら降りる。膝にこたえる。
14:10 休憩。6合目あたりか。汗がだらだら流れる。靴を締めすぎたのか、足がビリビリする。14:25、スタート。
14:31 5合目。ひたすら、ひたすら、急な斜面を降りてゆく。特に、膝にキツイ。
15:07 2合目。道は緩やかになってきたが、かなりキツイ。ダラダラ下るのが疲れた膝にかなり、効く。水をたっぷり飲んで一休み。15:20、スタート。
15:26 1合目に着いた。裾野が広がっているから、ここまで降りてきても緩やかな下りが続き、結構、辛い。
15:35 林の中から開けたところに出た。斜面の牧草地で、まさに北海道、というところ。
北海道らしい風景
15:50 京極登山口を通過。このルート、ヒラフルートと難度はあんまり変わらないし、道が荒れていない分、歩きやすいと思うが、との登山口からのダラダラ&延々の下りがないだけ、ヒラフルートに人が集中するのも理解。
16:20 京極温泉に到着。今日はこの湯に浸かって、少し奥のキャンプ場に泊まる積り、だった。が、温泉の前まで行くと、なんと、本日は休み。これは大変。体はガシガシ、朝でベチョベチョ。どうしても風呂に入りたくて、悩んだ結果、贅沢だが本日は倶知安に戻ってホテルに泊まることにした。でも、電話をかけたら「スルーエム」は満室。で、隣の「駅前ビジネスH」を確保した。もうひと頑張り、バス停まで歩く。
16:44 京極バスターミナルに到着。16:29倶知安行のバスは行ってしまったので、そのままバスターミナルで17:32のバスを待つことにした。ベンチに座って、ようやっと靴の紐を緩めた。足がジーン、とする。
1時間近くボッーっとしてバスを待つ。ちょうど子供の下校時間のようで、小学生やら中学生やらが元気に帰っていく。田舎くさいが、健康そうで宜しい。
時間通りにバスが来て、倶知安には15分ほどで着いた。
「駅前ビジネスホテル」は「スリーエム」の駅寄りの2軒隣、タクシー会社の上にあって受付は一緒。一泊3675円で湯沸かしヒーターあり、供用電子レンジあり、冷蔵庫なし、ウォシュレットなし。部屋はそこそこで悪くない。
因みに昨夜の「ホテルスリーエム」は5300円、PCのLAN、冷蔵庫、湯沸かしポット、広い風呂など、供用電子レンジもあり。こちらが倶知安にしてはかなり豪華。バランスとして、登る前は「駅前BH」、降りてきて“お疲れさん”は「スルーエム」にするべし。
セブンイレブンで買ってきた総菜と酒で、一人乾杯。
大満足。お疲れ様。

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