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自分の身の丈は超えようとせず、身の丈までは常に精一杯。 自分が自分の行動記録的な日記として残しているブログ。 失礼恐縮&無礼勘弁。

自分の日記

   

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空木岳2864mその1

昨年暮れに左膝の半月板を痛め、しばらく大人しくしていたが5月末からトレーニングがてら山に行き始め、おそるおそる3回目の山。最初はコースが5時間半と短く荷物も軽く12kgくらいの「編笠山」、次は荷物は13kgと軽めだが日帰りでも(結果的に)11時間と長い「高妻山」。そして今回、空木岳から木曽駒ヶ岳への縦走。荷物は以前の重めの16kg、行程も7~8時間×2~3日間と、徐々に、しかしかなり急激に、負担を以前に戻している。

結果的には、以下のとおり。膝の故障とそれ故の休養による荷物の重さ、さらには天候不順により、"一般的タイム"よりかなりかかってしまった。
【初日】7:30バスセンター900林道終点915940鷹打ち場1025池山の水場1040 11:30マセナギ1447避難小屋分岐1525空木平避難小屋    計、755
【2日目】空木平避難小屋635750駒峰ヒュッテ 810頂上820駒峰ヒュッテ835925避難小屋分岐9351145マセナギ11551215池山の水場12351300鷹打ち場1320林道終点1435バスセンター     計、800

昨日は17:30に石和を出た。
途中、辰野PAのコンビニで明日の朝飯用の「ソースカツ丼」と昼飯+αのオニギリ3個を仕入れ、黒井川PAでは今日の晩飯に「馬か丼」500円を仕入れた。「馬か丼」はPAのファストフードコーナーのメニューで、持ち帰りは出来ないとの事なので普通に頼んで味噌汁だけ飲み、丼はそのまま紙皿に移して持ってきた。
19:40 菅の台バスセンターの駐車場に到着。トイレの少し奥に車を停め、寝床の用意をしてから晩飯。缶ビールを1本とワインを2杯、呑んだ。
21時頃 ひとまず消灯。が、暑くて眠れず、何度も起きてはエンジンをかけて窓を開け、車内の風通しをしていた。少なくとも22時半頃までは、そうしていた記憶。
夕べは中々眠れなかったが、気が付いたら夜中の2時頃にラジオを付けたまま眠っていた。スイッチを切ってまた寝た。

本日。6:15起床。外に出ると雨が降ったみたいで地面が濡れている。どんよりした曇り。身支度をしていたらまた降ってきた。
朝飯に昨日のカツ丼を食ってから歯を磨き、7:30駐車場を出て山に向かう。今回のリュックはカリマーの50リットルで水2.5リットルを入れて16kgくらい。久々の重さ。

スキー場までの舗装路を登っていくと、山に入るハイキング道を発見。これを入っていくとゲレンデの横に出た。さらに登ってゆく。道は段々と急になってくる。雨がシトシト降っていてかなり蒸し暑い。汗がダラダラ流れる。

8:25 林道を横切った。平らなところで5分間の休憩
8:35 雨が止んで日が差してきた。風も出てきて涼しい。カナカナぜみが鳴いている。
8:50 「三本木地蔵」。遭難した人の慰霊碑が2基。二人とも40前のようだ。
9:00 ようやく林道終点。荷物が重い。これは堪える。ここまでの道はジメジメした雑木林の中で面白くもなんともない。辛いだけ。ここまでタクシーを使う人も多いようだが、それが正解だ。雨が時々バラバラ降ってくる。9:15スタート。
緩い登りが延々と続く。

9:40 「鷹打ち場」。進路と反対の100m奥に「野生動物観察棟」があるらしい。雨は降り続いているが木立の中でそれほどは濡れない。"池山山頂方面(急峻)"と"遊歩道経由空木岳"との分岐。当然ながら遊歩道経由を進む。

10:25 池山からの道との合流分岐。大きな桶に水がダバダバ流れている。これは凄い。顔を洗ってタオルも洗って水をガボガボ飲む。冷たくて旨い。かなり疲れてきているのでとても嬉しい。これを少し上がったところに「池山避難小屋」への分岐があった。小屋は見えないが、すぐ奥のようだ。10:40、水をもう一口飲んで、出発。
道は段々と急になる。「マセナギ」を過ぎてしばらく進むとさらに急になり、時々ハシゴも出てくる。これもまたキツイ。

12:05 平らなところで荷を降ろして休憩。オニギリを1個、食う。雨は止んでいるが曇っていて湿気が多い。高度が上がったからか天気のせいか、気温が下がってきている。風が吹くと寒い。12:20スタート。
急な岩場に鎖やハシゴの連続する厳しい道に入った。この辺りが「大地獄・小地獄」のようだ。どれが"大"でどれが"小"か判らないが、これは大変。身軽だったら問題ないのだろうが、重い荷を背負ってこんなところを歩くのは、正直、嫌。
この辺りの岩は花崗岩。滑らないが、脆くてポロポロ崩れる。

13:25 「迷い尾根」の途中に平らなところがあったので休憩。足がかなりへたっている。もう帰りたい。13:35スタート。
キツイ登りが続く。風は幾らか弱くなって寒いほどではなくなった。歩いている身には涼しくて子持ち良い。

14:47 「空木岳避難小屋」分岐。かなり足にキテいる。堪らず荷物を降ろして休憩。500ccペットボトルの水がなくなった。残りは2リットル。標識には小屋まで500mと書いてある。それならあと15分(のはず)。ガスが濃くて景色は全くない。14:55スタート。

まだまだ先はあるが本当にキツイ。左膝の半月板は今のところ大丈夫そうだが、左の股関節がモヤモヤして嫌な感じ。
山はガスに覆われている。風も強くなってきてゴーゴーと山が鳴っている。
15:25 「空木平避難小屋」に到着! 小屋の前には川がザーザー流れている。これは有り難い。雪解けで水量も多くなっているようだ。

小屋に入って荷を降ろし、まずは水の確保。4リットルのプライタスを出して水辺へ行き、一杯に水を汲む。ついでに顔も洗おうと思ったが、冷たすぎて洗えない。タオルだけ洗ったが、その手も凍りそう。
大量の水を持って小屋に戻った途端、土砂降りになってきた。ラッキー。

ここまで上がってくる途中、擦れ違ったのは単独行のオジサン2名と中年カップル、学生みたいな若い男の二人組の計4名。平日でこの天気、登る人はあまりいないと思う。小屋にも誰もおらず、今夜は貸しきりか。
ここ、空木平はカールで、昔は雷鳥もいたらしい。ガスで周りが全く見えないのが残念。

16:30 することがないので湯を沸かす。外は雨。寒い。今回のシュラフ、「エア280」を持ってきたが、これでは寒いかもしれない。一応ダウンの上下もあるので、これでどれだけ持つか。この時期のために「エア450」を買うべきか。

忘れないうちに、と思って小屋の使用料1000円を箱に入れる。ここで気付いたが、ラジオがない。忘れた。携帯も通じないし天気予報を聞けない。まぁ仕方ないか。

17時過ぎたので晩飯の支度をする。オニギリを1個とチタン・マグのインスタントラーメン。17:20に食べ始めたら17:35には終わってしまった。あとは寝るだけ。

今日は疲れた。明日は空木岳に登るが、その後は迷っている。当初計画は木曽駒までの縦走だが、昔の仲間が亡くなって通夜が明後日。行くなら明日は降りないと。木曽駒は空木よりは格段に行き易いからチャンスはまたあるし。いずれにせよ空木から木曽駒方面に向かって、宝剣岳の手前からロープウェイ駅にそのまま降りれば明日中には帰れる。歩きながら考えよう。雨は上がったようで、鶯が鳴いている。

17:50 消灯・就寝。ダウンの上下を着込んでシュラフに入った。あとは外が暗くなるのを待つだけ。
20:00 ふと眼が覚めた。いつの間にか眠っていた。外はまだ薄明るい。
21:30 土砂降りの音で眼が覚めた。物凄い音だ。ダウンを来て寝たら暑かった。シュラフを開ける。雨のせいか、あまり気温は下がっていないようだ。

外の雨音が凄まじくて、30分おきに眼が覚める。
23:30 また雨音で眼が覚めた。暑いからダウンのパンツを脱ぐ。少ししたら雨が止んだようなのでトイレ。でも小屋に戻ったら、また土砂降り。
28:00 まだ外は荒れている。暴風雨だ。気温は13度くらい。かなり暖かい。
あとは明日。

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