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自分の身の丈は超えようとせず、身の丈までは常に精一杯。 自分が自分の行動記録的な日記として残しているブログ。 失礼恐縮&無礼勘弁。

自分の日記

   

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高妻山2352m

左膝の半月板損傷からの復帰(途中)第二弾、高妻山。
膝が中途半端な状態が続いているので、今回は少しキツメの山を選んだ。それでダメなら今シーズンは休養。トムラウシも立山も諦める。
と、言うか、実は山梨に行くついでの選択。北アルプスとか八ヶ岳の大きな山は東京からでも結構行き易い。東京から行き難くて山梨からなら行き易くて百名山でまだ登っていないのは 、高妻山と空木・木曽駒。でも後者は遠いだけで公共交通機関はあるし、別けて登れば大したことはない。山梨まで来たついでに登るなら、高妻山しかなかった。でも、これが実はキツかった。

5:40 起床。
昨日は17:50に山梨・石和を出てきた。信州自動車道の信濃町ICで降りて野尻湖畔のセブンイレブンで晩飯の弁当とワイン、明日の朝昼飯にオニギリを3個仕込み、ICの近くの道の駅「しなの」に着いたら20:30。僅かに雨。寝床を整えてワインを呑みながら車内で晩飯を喰い、寝たのは22時半くらいだったか。
高速はずっと雨だった。明日も日本列島は雨の地域が多いようだが、長野北部は晴れるらしい。
トイレに行ってから昨夜の残りのチャーハンで朝飯を済ませ、もう一度トイレに行って歯を磨き、6:15に道の駅を出発。

6:45 戸隠牧場の駐車場に着いた。隣接のキャンプ場のトイレを借りてから身支度。荷物は50lのカリマーの中身をかなり減らして13.5kg。水も抑えて1.5l。
7:20 いよいよ歩き始める。今回は長丁場。空は曇っているが直前まで大雨だったのか、かなり湿っぽい。
牧場の中を歩いて遠足気分。5分ほどすると牛止めの柵を越えて牧場から登山道へ。

しばらくは緩い登りが続くが段々と急になって樹木の中の薄暗いところを歩く。いつのまにか水の流れに沿って歩いていて、何度か渡渉を繰り返す。

高度が上がって少し明るくなってきた。岩も多くなってきて、水の流れる大岩を鎖や鉄梯子で登る。
この辺りは岩がもろいのか、足を載せるところが心もとない。さらには余程の雨だったのか、山全体が水を吸ってグズグズしている感じで、足場の岩がほとんどグラついている。

8:50 水が細くなって地面から突き出たパイプから流れ出ている所に付いた。地図では「一杯清水」となっているが地元のガイドの名前で看板がぶら下がっていて、本名は「氷清水」だそうだ。まずはリュックを降ろして手と顔を洗う。すごく冷たい!手で掬って3杯ほど飲んだが、手に水が溜まるのを待つ間に冷たくて凍りそうになる。
8:55 スタート。

9:15「一不動」の避難小屋に到着。ブロック積みのシンプルな小屋で年季は入っているが、中は小奇麗にしていて湿り気もあまり感じず、見た目よりは快適そう。中に入って小休止。三つ持ってきたオニギリを一個食べる。
9:25 スタート。

急登が続く。痩せ尾根になって道の横から切り落ちている所も多いが、この辺りは「斜面」と言うより「崖」。落ちたらそのまま"墜落"だ。
10:25「五地蔵山頂」。流れる汗にコバエが集まってきて鬱陶しい。ハエを払いながら靴の紐を締めなおす。コバエの群れにブヨが2匹混じっていたようで、2ヶ所刺されてしまった。これ、治るのに時間がかかるんだよな。
15:45 スタート。

ここは修験道の山らしいが、避難小屋が「一不動」でここが「五地蔵」。地図を見ると頂上手前の「十阿弥陀」まで、順番に「六弥勒」「七薬師」「八観音」「九勢至」と、修行場?が並ぶ。この下も気が付かなかったが、「二釈迦」「三文殊」があったようだ。
「六・・」「七・・」「八・・」と、その度に写真を撮るが道はかなりキツイ。さらに長い。避難小屋で帰っても、それなりの登山になったと思うが、その先がかなり深く長い。
高妻山
11:40「九勢至」。長期休養明けから2回目の登山で筋力が戻っていないことも大きいが、道が辛くてペースがかなり遅い。キツくて登りの最後と思って一休み。2個目のオニギリを喰う。
11:50 スタート。

すごい急登。足場の岩もグラグラする。さらには雪渓。これはアイゼンを持ってくれば良かった。軽アイゼンでなくて前にも爪のあるやつ。
12:30雪渓の途中の少し平らになったところで荷物を降ろす。この先はさらに急になっているがアイゼンもなく非常に不安。ここで撤退するか思料する。が、ここまで登ってくるのは非常にきつかった。出来れば再度来ることは勘弁。そもそも東京からここまで来るのが遠い。ここで撤退したら次回はいつ来れるか。
強行・撤退を半々で考えたが、結論として、荷物をここにおいて行けるところまで行くことにする。GPSとカメラを持って、水は置いていくことにした。

身軽になって急な雪渓をクリアし、さらにしばらく登ると平らな狭い尾根に出た。少しガスっている。いよいよ頂上か、と喜んで進んだら、さらにかなり奥に高くなった場所がある。まだ先だった。

ガスの中に岩が立っていて、卒塔婆のようなものが立っているのが見えてきた。頂上の標識だ!と思って近付いたら、「十阿弥陀」。意地悪な山だ。こんなに気持ちを振り回されるのは剱岳以来か。

13:10 期待とガッカリを何度か繰り返しながら岩を乗り越え、やっと頂上に着いた。
高妻山の頂上高妻山のイワカガミ
ガスで景色は程ほど。遠くの山は見えない。が、気分は良い。かなり時間がかかった。帰りも考えてみると急がないと暗くなってしまうかも。写真を撮って一休みして、すぐに下ることにした。
13:15 頂上を出発。

13:40 リュックまで戻ってきた。雪渓の急な下りは怖いには怖いが、一度通って勝手が判るとかなり楽だ。
一休みして13:50スタート。

14:15 「九勢至」。空はすっかり明るくなり、時々強い日差しに照らされる。空気も地面も乾いてきて、往きよりは歩き易い。

14:50 頑張って降りてきたが足がきつく、日陰の平らな場所を通ったときに堪らず休憩。涼しくて気持ちがいい。最後のオニギリを喰って小休止。15:00スタート。

15:20 「五地蔵」。

16:15 「不動避難小屋」。荷物を降ろして休憩。足が辛い。膝も心配。膝はかなりヤバイ気がする。再発しないといいが。辛いのと膝が心配なのとで、今日はここで足を止めて小屋に泊まろうかと暫く思案。が、ここで泊まると明日も潰れてしまう。あと1時間半歩いて牧場まで降りれば今日中には家に帰れる。やはり頑張って歩くことにしよう。16:25スタート。

16:50 「氷清水」。最後の大休止。湧き出ている水で手と顔を洗いゴクゴクと呑む。とても冷たくて気持ちがいい。岩に腰掛けてしばしノンビリ。17:00スタート。

牧場が近くなってきて斜面も緩やかになり、ここだけ見れば森林浴をしながらの散策。が、足がガタガタ。よろけながら歩く。緩い斜面なのに足が止まらなくなりそうで踏ん張りながら降りてゆく。

牧場に入り、牛を眺めながらユックリ歩く。
18:30 牧場の駐車場に帰着。疲れた!
キャンプ場の水場で顔を洗って着替えて帰り支度。

19時に駐車場を出て帰路に向かう。腹が減ってきているが周辺の店はもう閉まっている。風呂も近くにないから、そのまま帰ることにした。

信濃町ICから高速に乗って、小布施PAに入る。夕べの晩飯などのゴミを捨て、自販機で天玉蕎麦の食券を買って食堂に入ったら「蛍の光」が流れてきた。20時で閉店。ギリギリだった。
天玉蕎麦はあまり旨くはなかったが、腹が一杯になったので家を目指す。

疲れすぎていて眠くもならず、23時に帰宅。行きの山梨経由を含めて往復で640km。
今のところ、膝に異変は感じられない。大丈夫だったか。安心したら満足感が出てきた。
久々のタフな山行で大満足。

【反省会】
結局、予定8時間半のところを11時間強かかった。なぜだろう。
まずは膝の怪我。これは仕方ない。
次に、膝の怪我のお陰で筋肉が落ちてしまっている。これは半分、仕方ないか。
あとは
トレーニングついででもあったので、必要以上に荷物を背負ったこと。今回は13.5キロだったが、次回は7キロで登れる。
で、最後は
急な山だったが、これが直前の大雨で緩んでいたこと、加えて残雪。

まぁ、筋肉が戻るまで仕方ないか。

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