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自分の身の丈は超えようとせず、身の丈までは常に精一杯。 自分が自分の行動記録的な日記として残しているブログ。 失礼恐縮&無礼勘弁。

自分の日記

   

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利尻(#2)利尻岳登頂1721m

0400起床。 
目が覚めたらまだ真っ暗。モタモタと身支度をする。夕べは晩中、ウトウトしていたような感じで今ひとつ目がスッキリしない。
0445 出発。サブザックに水を2.5リットル入れて、6~7kgくらいか。空は明るくなってきたが曇っている。湿気が多い。

0515 4合目。ここは「野鳥の森」だって。汗が出てきた。ひたすら潅木の中を歩く。
0540 5合目。ここで初めて、少しだけ景色があった。海の方が開いて、礼文島がハッキリと見える。その上に雲が漂っている。
たまに風が吹くと涼しいが、汗がダラダラ流れる。所々、道が抉れてしまっている。

0645 歩き始めて2時間。長官山のすぐ手前の第2展望台で休憩にする。オニギリ1個と魚肉ソーセージを喰う。かなり涼しくて歩くのには有り難いが、足を止めるとかなり寒い。0655出発。

0710 長官山に着いた。目の前に利尻岳がギュンと聳えている。頂上直下はかなり険しい。鋭角にそそり立ち、頂上手前の右側は崩れて切れ落ちている。素晴らしい眺めだ。
長官山から利尻岳

0720 避難小屋に着いた。決して立派ではないが、食って寝るには充分な小屋。いつか泊まって見たい。少し前から周りは這い松になっているが、時々、種の食われた松ボックリが落ちている。犯人は見当たらないが、利尻にもホシガラスがいるのか。

0750 9合目到着。ここからは勾配も急になり、かなり厳しくなるようだ。荷を降ろして水を飲み、最後の休憩。0800スタート。この辺りでは日が昇って気温が高くなり、寒かったのが涼しい程度になってきた。

途中、紫の花が2種。チシマギキョウとリシリブシ。時期的に花は殆ど終わっているが、利尻ならではの花を見れて少し嬉しい。
  ↓ リシリブシ。トリカブトの1種。
リシリブシ

0830 もうすぐ頂上か。ザレた急斜面がきつい。ほぼ曇りだが、雨がポツポツ落ちてきた。さらに少し登って頂上らしきものが見えた頃、辺りに中サイズの鳥が飛んでいるのに気がついた。しばらく見ていると、ホシガラス。北アルプスなんぞにいるのよりはひとまわり小さいが、モノトーンの姿は素敵だ。
ホシガラス@利尻岳

0845 頂上に到着!相変わらず雨がポツポツ落ちているが、景色はシッカリと見える。礼文島はもちろん、北海道の奥の方の山々が見える。右の奥は或いは大雪か。ここは風がキツイのでも有名らしいが、今日は殆ど風はない。極めて快適。頂上の周辺をアマツバメが数羽、飛び回っている。急角のブーメランような形で白いラインが入っている鳥がビュンビュン飛び交っていて、街にいるツバメよりも格好良し。
利尻岳頂上
アマツバメ
すぐ先には南峰、右前にローソク岩が聳えている。南峰はこの島で一番高いらしいが、崩れかけていて立ち入り禁止になっている。2mの差らしいが、北峰で満足。
南峰とローソク岩
頂上の祠にお参りをして、ひととおり山とアマツバメの写真を撮って、雨が強くならないうちに0900下山開始。

0940 9合目。雨が強くなり、シッカリと降ってきた。頂上の少し下からここに来るまでに、登ってくる人20人くらいと擦れ違った。夕べのテント場のロシアカップル、今朝の登り始めて追い抜いてきた人たちや後から来たらしい人も。中にはオッサンと少年に綺麗なロシアっぽい若い娘のトリオというよく判らないのもいる。皆さん、この雨の中で頂上手前を登るのは大変だな。

1000     避難小屋を通過、1012長官山。
1043 7合目。ガスが濃くなって来た。雨はずっと降っている。木陰で少し足を止めて、リュックの残りのメンチパンを半分、齧る。1053出発。雨脚はそんなには強くないので雨具は出さないで足を速める。

1110 少し明るくなってきた。
1147 4合目。
1205 甘露泉水に着いた。
甘露泉水の看板 甘露泉水
これ、日本の名水百選に入っている。行きに通ったときは"どぉ~せ、テント場の水と一緒だろう。"と思って気にも留めなかったが、今は違う。荷を降ろして飛びつくようにガブガブ飲んだ。名前の通り、甘く感じる。冷たくてとても旨い。顔もザブザブ洗って持っているボトルの水も全部入れ替えて、大満足。1220スタート。あと少し。

1225  北麓野営場に無事帰着。
雨は止んで薄曇。テントは少し濡れているが乾きつつある。夕方からは大雨の予報。明日の朝まで降るらしいが明日は飛行機で帰る日。脱出をしやすいように、撤収して下のテント場に移動することにする。ひとまずは水飲んで顔を洗って小休止。
1245 撤収開始。テントとベースシートはそんなに濡れてはいない。スムースに片付けて、1325撤退開始。靴はそのまま緩めずに歩く。管理棟のオバサンに下山届けを出してお礼を言って、出発。

1350 下のテント場「利尻ファミリーキャンプ場『ゆーに』」に到着。管理棟に行ったら誰もいない。管理人の携帯番号に電話したら、どこかで作業をしているらしい。ひとまず申し込み用紙に記入して机に上において、お金は後で払うことにして了解。
1440 炊事場の横に場所を確保してテント張って、本日のホテルを確保。時間が早いので、買い出しと風呂だ。まずは買い出し、下のセイコーマートまで歩く。晩から朝まで大雨のようだから、夜中のトイレと明日の脱出時のためにビニール傘も欲しい。

セイコーマートの買い物は、牛乳500cc、キュウリの漬物、納豆巻、激めん醤油豚骨魚介だし179円、カイワレ、長葱。これで1000円。加えてビニール傘と、今すぐ飲むポンジュース。激めんは、学生の時に道場の前の八百屋で120円だった。30年近く経っている割にはあんまり高くなっていない。人気がないのか。

1540 買い物から戻ったら管理人が戻っていた。管理棟に行って、まずはガスカートリッジのお礼を言って宿代500円を払う。カートリッジ、返すのは明日の朝飯が終わってから。少し話をしてから、改めて風呂に行く。

1740 晩飯の準備。葱を切って、激めんにカイワレと一緒に入れて、あとは納豆巻にキュウリ、持ってきた鰯のトマト煮缶。
湯を沸かしている間に携帯で天気予報を見ると「晩の9時くらいに降り出して大雨になるが、深夜過ぎから朝の6時くらいまでは小雨」になっている。少しはマシになってきた。
水をガボガボ飲んだら、トイレに行きたくなってきた。ここのキャンプ場は凄い。トイレがウォシュレット。

1820 飯の片づけを終えて荷物を少しまとめ、明日の朝飯を終えたらすぐに撤収できるようにしておく。20分ほどで作業は終了し、あとは寝るだけ。雨はポツポツと降っている。
じきに消灯、就寝。

0350 なんとなく目が覚めると、外が明るい。テントの入口を少し開けて隙間から覗いてみると、テント場のオレンジの照明灯が全部点いている。高速道路の照明みたいなヤツ。"ファミリー"キャンプ場だから仕方がないが、明るくて寝にくい。

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