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自分の身の丈は超えようとせず、身の丈までは常に精一杯。 自分が自分の行動記録的な日記として残しているブログ。 失礼恐縮&無礼勘弁。

自分の日記

   

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石鎚山1,982m

この山は平成15年に来たことがある。その時はロープウェイを使って成就社から表参道を登り、弥山から面河に下りた。
しかし後で知ったのは、弥山よりも少し先に見えた天狗岳の方が高く、コッチが本当の頂上だということ。ショック。
それ以来リベンジのチャンスを待っていたが、ようやく登ることができた。ルートは成就社からの往復。

前日、大阪から新幹線に乗って岡山で乗り換え。
駅構内のスーパーで食い物を仕入れて岡山発19:35の「しおかぜ25号」に乗り、ビールで晩飯を食いながら真っ暗な瀬戸大橋を渡った。
伊予西条には21:32到着。駅のロータリーに面している宿に入って、シャワーを浴びてからハイボールを飲んで就寝。
朝は5時半過ぎに起きて、宿に預けておく荷物を作る。
今回は久々に同行者がいる。Mr.「壱」。

石鎚山の登山口行きのバスは伊予西条駅のロータリーを07:43出発。なので「壱」とは07:30にホテルのロビー集合にした。
7時過ぎにチェックアウトして外に出て周辺散策。特に何もない。
ホテルに戻ってトイレを借りて出てきたら、「壱」が口をへの字に曲げてロビーの椅子に座っていた。こやつ、今回もいつものようにネガティヴ発言が多い。

かなり前に誘ったのだが、積極的に行きたがる訳でもないが嫌がるわけでもない。でも直前まで"靴がない""着るものがない""山なんか行ったことない""登れるハズがない""遭難したらどうしよう"などとブツブツ。出てくる時にもお仲間から「西日本最高峰」「鎖を登る」などと脅かされて、普段以上にブルーらしい。要するに"騙されて連れてこられた"ということのようだ。

07:43のバスはほぼ予定通り走りだした。
前の席のオジイサンが色々と話しかけてくる。愛想よく相槌を打っていたが、実は言葉が半分くらいしか理解できなかった。ウイスキーのジャンボボトルに魚のハヤを10匹くらい入れて持っていて、それが孫から貰ったもの、それを持って帰って飼う積もりであること、その程度は理解できた。

バスは普通の道から田舎道、少し山道、と走って08:40頃に石鎚ロープウェイ前停留所に停まった。
降りて少し坂をあがるとロープウェイ方面の標識のある狭い階段を登っていく。舗装された道に出てさらに少しあがると、ロープウェイ乗場。次の便は9時。トイレに行って少しだけ待つ。切符は往復で買う。

ロープウェイは8分ほどで終点の「山頂成就駅」に着いた。
20分ほど歩くと石鎚神社の成就社に着いた。この辺りには旅館が3軒ほどあって、土産を売ったり食堂をやっていたり。その中の『玉屋旅館』でうどんを喰って、神社にお参りをし、09:50山門をくぐって歩き始める。

H231003-01tamesigusari.jpeg10:35「試し鎖」。
このコースには「一の鎖」「二の鎖」「三の鎖」と、3本の鎖場がある。でもそれぞれ迂回路があるので、お年寄りでも大丈夫。因みに鎖の長さは、33m・65m・68m。最後が一番長いのか。
目の前の鎖はそれらではなく、その前の"試験"らしい。なんじゃそれ。ひとまず登ってみる。ほぼ垂直の岩壁に太目の鎖がかかっている。


H231003-02tamesigusari_summit.jpeg10:45「試し鎖」の最高地点。
頑張って登ったら岩のテッペンに小さな祠があった。これ、結構きつい。ウロ覚えの前回はサクサク登った気がする。体力の低下に落ち込む。
が、祠の向こうは空だけ。登りと反対側の下を見ると同じような垂直の岩壁に同じように鎖がかかっている。その下には壊れかけの小屋と道が先の山に続いているのが見える。
もっとよく見ると、左手に迂回路が見える。
前回はこんなのあったか覚えていない。でもで、ほぼ垂直の壁を鎖を使ってよじ登ると、すぐにまた垂直の壁を降りる。さらには下に迂回路がよく見える。これって、気持ちを砕こうとしているのか。
大体「試し鎖」って、そりゃぁ"これが登れんヤツは本物も登れない"と言いたいんだろうが、"これがなかったら上の3本に登れたのに"ということもあると思う。あとで考えてもこの鎖が一番きつかった。長さも74mと、一番長いじゃないか。何で"試し"が一番キツイのか。間違っている!
仕方ないからそのまま降りる。

10:50鎖を降りて開けた所に出ると、上から見えた小屋は「不動の力水」を売っているらしい売店小屋。閉まっているが。かなりのボロボロ。先へ進む。

11:10「一の鎖」、11:20「二の鎖」、11:45「三の鎖」からそれぞれ登るのには10分ほどだが、岩の質が異なり、また鎖の太さも違って結構面白い。
「一の鎖」は最初だから心身ともに元気に取り付いて難なく乗越える。「二の鎖」が足元も滑るし狭くて登り辛く、一番不安な岩場。一番急で岩に足場がないのは「三の鎖」だが、ここは鎖の繋ぎ目の輪っかが大きくて、そこに靴先が入る。見た目は厳しいが登るには一番安定していた。
H231003-03tengudake3_fromMisen.jpeg「三の鎖」を終えて5歩ほど進んだら、もう弥山頂上の石鎚神社に出た。

5分ほど休んで、いよいよ天狗岳を目指す。

少し高いところに向かうのに、一度岩場を降りる。高いところに行きたいのに、低いところに行かされる。こういうのよくあるが、理不尽だと思う。因みにこのパターンで一番ひどかったのは、別山尾根から登った剣岳。

H231003-04fromTengudaketoMisen.jpeg12:15天狗岳の頂上。西日本最高峰のテッペン。小さな祠があるだけ。


でも、少し先にもう一つピークがある。前回と同じ間違いは犯したくないのでそちらから降りてきた人に聞いたら、そっちのピークには標識も案内板もなく、間違いなく今いるここが頂上だ、とのことで安心。

H231003tengudake-peak.jpegここ、西日本最高峰と言うと知らない人はスゴイと思うようだが、実は2000mもないし、岩場だってぶっとい鎖があるし、かなり楽な山。キツいところは皆無だった。
昔の修験道は大変だったろうが、今はハイキングレベルか。ただ鎖を登るなら、自分の体を支える程度の腕力が必要。

因みに「壱」は大阪を出てくるときに、山になんぞ行ったことのない連中に"西日本最高峰って判っているんですかぁっと!?""鎖から落ちて死んでしまいますよぉっ!"などと、かなり脅かされらしい。それで困った顔をしたら"自分で調べていないんですかぁっ!?"と怒られ、"じゃぁ行くのやめようかな・・・"と呟いたら"そんなんでやめるんですかぁっ!?"とさらに怒られたらしい。

写真を撮ってひとまず弥山まで戻る。実は高いところは苦手なので、地に足が付くところまで撤退。
12:30頂上神社の前の岩に腰掛けて昼飯休憩。買ってきたオニギリを2個食す。すっかり良い天気。

12:50下山開始。下りは鎖は回避する。バスの時間が迫っているからというのが理由だが、本当は高いところが怖いから。
13:30速めのペースで順調に降りて「試し鎖」の麓側分岐。
14:15分ロープウェイの駅まで戻ってきた。次の便は14:20。往復で買った切符を急いで出して乗り込む。

14時半過ぎにはバス停に戻ってきた。バスは15:17。早過ぎた。

川があるので周辺散策。橋を渡ろうとしたら犬に邪魔されて奥に行ったら水行場なぞがある。川の水がきれいで中々良いところ。
じきにバスが来て伊予西条に戻り、宿で荷物を返してもらって丸亀へ。

10年近く前のリベンジを果たして満足。
出来ればまた来て、テントを持って周遊コースを歩きたい。

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