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自分の身の丈は超えようとせず、身の丈までは常に精一杯。 自分が自分の行動記録的な日記として残しているブログ。 失礼恐縮&無礼勘弁。

自分の日記

   

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冬山講習会

モンベルが窓口、イエティが実施の冬山講習会に行って来た。
アイゼンもピッケルもたまに使うが我流で、特にピッケルストックみたいにしか使ったことがなく、スピッツェ(ストックみたいに使うときに地面につくところ)は汚れているがピック(ツルハシの先っちょ)とブレード(ピックの反対側の小さなシャベルみたいの)は非常に綺麗。
滑落制動(雪の斜面でひっくり返ったり落ちてゆく時のピッケルでの停まり方)くらいは覚えておこうと思ってのこと。
場所は谷川岳、行動距離1km&行動時間6時間、スケジュールとしては
 10:20 谷川岳RW駅6Fに集合。
 11:00 装備のチェック後に出発。
 11:05 RW乗車。
 11:20 天神平駅到着。
 11:30 雪上技術講習会実施。
 12:00 昼食。
 15:00 講習終了。
 15:30 天神平駅からRW乗車。
 16:00 谷川岳RW駅6Fに帰着、解散。
といった感じ。
参加費は会員料金で16,200円。
ピッケル・アイゼン・ヘルメットは持っていなかったら有料で貸してくれるとのことだが持っていたので自前で。因みに3つとも借りると2,500円。
最終的に荷造りが終わったのは前夜の遅め。
ドイターの「Guide35+」。
湯と水を900mlずつ入れて14kg、フロンドバッグはなし。
靴は久々にスカルパ。
これを履くと小指の外側が痛くなるから今回は中敷はオリジナルの薄いヤツだけにする。
6時半に家を出ればよかったが、家族の朝飯の簡単な準備だけするので5時20分に起きて、自分の朝飯をガッツリ喰って家族の分の準備を終えても6時過ぎ。
6時20分に家を出た。
大宮に07:12に着いて、07:18の上越新幹線「あさま」に乗った。
このところ東日本に強い寒波が来ていて寒い日が続いているが、日本海側や内陸は大雪みたい。
山形新幹線は福島から先は雪で運休。
上越新幹線は全線動いているが、07:46に高崎に着いたら在来線は運休している路線が多い。
駅の改札にも案内要員が立っている。
訊いてみると上越線は水上から先は運休とのこと。
ひとまず水上まで行って谷川岳RWの駅まではバスだから、大丈夫そう。
08:24高崎で上越線に乗り、09:31に水上。
周りは雪だらけ。
水上駅を出たすぐ右側のバス停から09:53のバスは少し遅れてやってきた。
乗るときに運転手さんが”ロープウェイは止まっているけど乗るの?”と訊いて不安になるが仕方ない。
吹雪の中をバスは登っていって終点の谷川岳RW駅には10:13に着いた。
駅舎に入るとモンベルのマークをつけた女の人が待っている。
奥のベンチで待つように言われて奥に進むと若い人が一人、待っていた。
一緒のバスに乗っていたオジサンも仲間だったようで、今日の生徒はこの3名。
さっきの女の人が先生だった。
まずは装備の確認。
各自がアイゼン、ピッケル、ヘルメットなどを出して並べる。
ガムテープをもらってピッケルのブレードを隠すように覆う。
服が破れないようにだって。
最初は靴の確認。
あとスパッツ。
今日はスノボ用のオーバーパンツを履いてきたのでスパッツは付けない。
(これ、失敗だった。普通の冬用の山パンツとスパッツが正解。)
他の2人は靴もアイゼンも新しくてピカピカ。
結構、高そう。
特に若い人のはワンタッチアイゼン。
冬山はこれから始めるとのこと、買ったばっかなんだろうな。
アイゼン以外を身につけて歩き始める。
本来はRWを上がったところでやるらしいが、今日は運休だから歩いて少し登る。
15分くらいか、歩ける道が終わったところから山に入る。
先生が”ラッセルやったことある人は?”と訊くが誰もいない。
”仕方ないな”って感じで先生が先頭で上がっていく。
雪はかなり深い。
さらにドンドン降っている。
風もあって吹雪ともいえる。
急な斜面を先生がピッケルで雪を崩し、膝と足とで固めながら進むが当然、少しずつしか進まない。
10分くらい登ったところで先生が振り向いて”あの上に山道があります。それを過ぎた先で講習をしますから。”と言う。
このときに先生に”登山のラッセルはやったことがなかったけど、スキーでこんなことはよくやっていましたから先頭をやります”と声をかけて替わってもらう。
これ、やはり大変。
雪が深くて柔らかくて、スキーで滑るには最高のパウダーだけどツボ足で進むには最低。
胸くらいの高さの雪をピッケルで崩し、膝で潰す。
それを繰り返して少し固まったら足を乗せるが足は沈んでしまう。
またそこに雪を掻き落として膝で固めると、ようやく足を置くことができる。
それでまた次に進むんだけど、ピッケル⇒膝⇒足⇒膝⇒足、という1連の作業で進むのは50cmくらいか。
かなりガンガンと進んだ積もりだが、30分ほどかかってようやく山道に上がった。
雪の積もった山道はなんとなく平らに見えるから安心して足を乗せたら、また沈んだ。
ここもかなり深い。
ここで次の人に選手交替。
幅3mくらいの山道を渡ったところにリュックを降ろし、ここから上の斜面で講習会。
まずは4人で5mほど上がって雪を崩して降りてくる。
これを何回か繰り返して斜面を作る。
かなりの労力を要して、講習会場が出来上がった。
まずは歩き方。
ハの字のツボ足で斜面をまっすぐ登り、降りる。
次につま先を蹴りこんで登り、踵を打ち込んで降りてくる。
ひと通りやったあとで、今度はピッケルの使い方。
上に上がって最初は尻餅をつくような倒れ方をした時にピッケルで初動停止。
それから、その体勢で滑り始めたらピッケルのブレードを右胸の筋肉につけて、そのまま右に身体を倒してピックを雪に突き刺して止まる。
次に前にのめって倒れたとき、手を前にY字に伸ばしてピッケルを突き刺す。
最後は頭から後ろ向きに落ちたとき、左手でピッケルのスピッチェを顎の方に持ってきながら右の太腿のキワにピックを突き刺し、そのまま右に体を倒してお尻を突き出すと、身体の向きが変わる。


みんな冬用の防水防風ジャケットを着ているからなかなか滑らなくて難儀。
こういう、練習とか講習会の時にはレインウェアが正解。
途中、10分ほど休憩して立ったまま昼飯。
メンチパンとカレーパン、あとお湯。
その後も練習を何回かして、14時過ぎに撤収開始。
上がってきた雪の中を降りていくが当然、帰りは楽チン。
いろいろと質疑応答しながらRW駅に戻る。
14:40くらいに終礼、解散。
帰りは15:10のバスに乗って上毛高原を目指す。
帰りの道も雪が降り続け、駅に着いても真っ白。


家には18時くらいに戻った。
年間通じて初めて山の講習を受けたが、こういうのは一度は受けておかないと。
あとは自分で時々練習ないとね。
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