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自分の身の丈は超えようとせず、身の丈までは常に精一杯。 自分が自分の行動記録的な日記として残しているブログ。 失礼恐縮&無礼勘弁。

自分の日記

   

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田んぼ&蛍ツアー@新潟小千谷

姫が田んぼを見たことがないので見に行くことにした。
姫ママが探したのは新潟。
小千谷に古民家に泊まって地域のお年寄りがご飯を作ってくれる宿があった。

朝は8時過ぎに出て11時過ぎに小千谷。
まずは昼飯に「へぎそば」。
昔、仕事で新潟に行ったときには酩酊して必ず喰っていたが、繁華街の有名な店しか行ったことがないから本当のヘギソバはどんなもんか楽しみ。
結論から言うと、東京の蕎麦好きには物足らない。
美味しいのだがフノリを練りこんだ蕎麦は味も香りも弱くて物足らない。
咽喉越しだけツルツルと非常に良いがそばとは少し違う。
やはり山形の蕎麦のような味も香りも強いのが好き。

14時くらいには宿に着いた。
まだ早いとは思ったが覗いてみたら、掃除をしていたおじいさんが手を止めて中に入れてくれた。
ここ、築160年で7年前までは人が住んでいたのを今は借り受けて、地域のお年寄りたちが運営しているそうだ。
真ん中の一番広い部屋は天井が普通の家の2階以上あって、柱や梁も太い一本の木から出来ている。
驚いたのは隣の部屋との戸が7枚、1枚板から出来ている。
今では作れない家。

荷物を置かせてもらって田んぼを見に行く。
この辺りは中山間地域で田んぼも棚田。
坂を下りていくと小規模の田んぼが段々と続いている。
その向こうに沢があって、ここいらの命水のようだ。
とにかく驚いたというか嬉しかったのが、道の脇の草むらや田んぼの周りにはアマガエルとバッタがウジャウジャいる。
子供の頃に毎年、母の実家の前橋に行くと、当時は回りに田んぼがたくさんあってアマガエルやバッタ、トンボをよく取っていた。
それ以来だ。
姫は恐々と、でも興味津々で見ている。

早めに戻って風呂を済ませ、おばあさん2人で作ってくれた晩飯をいただく。
これが素晴らしい。
 
朝ドレの野菜ばかりでいろんな田舎料理。
野菜の揚げだしには茄子、ひるがお(かんぴょう)、かぼちゃ、しし唐。
キンピラは2種類あって、ゴボウ・キノコ・ニンジンと、ニンジン・ワラビ・コンニャク。
胡瓜と若布の甘酢和え、蒟蒻、豆腐。
どれもとても美味しい。
   
でも姫はこういうものは殆んど食べず、これも朝取れのジャガイモのフライをひたすら食べている。
確かにポテトフライも旨い。
塩胡椒も感じないくらいで芋の味だけ。
ハンバーガー屋とは違って素朴な味がする。

さらに、米が旨い。
かなりの量を出してくれたもんだから頑張って食べすぎ。
でも脂がないから、腹が苦しくなっても重くはない。
本当に美味しかった。
素材としては胡瓜と茄子が甘くてとっても美味しい。
こんなの毎日食べたいな。

酒はビールをもらって飲んでいたが、途中から向こうの部屋で飲んでいたおじいさんがやってきて日本酒を勧めてくれた。
地元の酒で「長者盛」というそうだ。
昔で言うところの「2級酒」とのことだが、新潟の酒らしくさっぱりしているが強い味があって美味しい。
帰りに買って帰ることにする。

腹も一杯になって酔いも廻ってご機嫌の8時頃、おじいさんが蛍狩りに連れて行ってくれることなった。
軽トラの荷台に3人で乗って、昼間に行った田んぼの途中から右奥に入っていく。
真っ暗な田んぼ道を進むと段々と蛍が出てきた。
蛍はハザードを点けると反応して明かりを出すのだそうだ。
ハザードをチカチカさせながらゆっくり進んでいくと谷間にたくさんの蛍が舞っている。
フワフワ漂うように、でもかなり高いところからでも小さいが強い光を放っている。
それが大きく広がって車の後を追ってくる。
荷台に座っていると蛍が寄ってきて身体にとまる。
姫の小さな手には多いときには3匹もチカチカしていた。
これはすごい。
今まで、ホテルで放した観賞用の蛍は見たことがあったが、こんなに乱舞する蛍は初めて。
素晴らしい。
でも、ハザードは本当はよくないらしい。
いつもやっていると蛍のホルモンバランスを壊すそうだ。
だからここが有名になったりしたら人がたくさん来て、蛍もそのうちいなくなるんだろう。
姫には覚えているうちに飛んでいる蛍の絵を描いて欲しいな。

戻ってからおじいさんは隣の家に帰っていった。
姫と姫ママが赤頭巾の狼状態で寝てしまった後、おばあさん二人は少し残って色んな話しを聞かせてくれた。
ひとりは朴訥な感じだが面白いおばあさん、この人は翌日も姫とたくさん遊んでくれた。
もうひとりはおじいさんの奥さんだそうで、よく喋るが気が良くて楽しい。
お2人とも楽しいし姫を可愛がってくれるし、とっても有り難かった。
おばあさんたちは10時くらいに帰っていった。
曇りだけど湿気があって、あと家に鍵がかからなくて眠れるか不安だったけど、晩になったら涼しくて熟睡。

朝は8時にご飯を頼んでおいた。
7時過ぎに目が覚めたら、もうおばあさんたちが来て用意をしてくれている。
蚊に刺されていた以外はよく眠れて快適。

朝御飯、また地元の野菜がふんだんに使われている。
茄子と大葉の味噌炒め、椎茸と茄子と車麩の煮物、モロッコいんげん、茄子と胡瓜の糠漬け、とうもろこし、トマト、塩しゃけ。
鮭は昔の塩鮭でかなり塩辛いが美味しい。
野菜類は全てとっても美味しい。
特に煮物の茄子、味が浸み込んでいて柔らかく、でも身はしっかりしていて絶品。
米も旨くてまたもや食い過ぎ。

よく喋る方のおばあさんは片付けの後、仕事に行くといって帰って行った。
このあとももう一人のおばあさんが姫とずっと遊んでくれて姫はケラケラと嬉しくて楽しくて笑いが止まらず涎を垂らしながらはしゃいでいる。
ここのおじいさん、おばあさんのことを姫がいつまでも覚えている訳はないが、こうしてお年寄りに可愛がってもらった肌感覚は忘れないでね。

帰る前に、もう一度田んぼに行く。
夕べ蛍を見たほうに行ったが、当然ながら気配はない。
この辺りの田んぼでは時々水を張って錦鯉の養殖をしている。
減反だな。
そんなのを見ながら畦道を散歩。
帰ってくるとき、姫がついにアマガエルとバッタを素手で掴めた!
これは大きな成長。
本人も“昨日はつかめなかったけど掴めたよ!”と勝ち誇ったような顔。
でも大きなバッタやトノサマガエルだと、まだ腰が引ける。
次回の課題だね。

宿に戻ったらおしゃべりのおばあさんの交替要員だという、東京からのお姉さんが掃除をしていた。
体験就農みたいな制度で3年間だそうだ。
話をしたら少し前まで東京で働いていたそうだ。
こういう人たちは最近は多いけど、なるべく根付いてこういう集落を維持していって欲しいと願う次第。

おばあさんとお姉さんにお礼を言って10時過ぎに宿を失礼する。
まずはジャスコに寄って「長者盛」を買う。
2種類あったが、もちろん安い方。
日本酒で旨いのは、やはり昔の“2級酒”を冷やで飲むの。
いつ飲もうか楽しみ。

ジャスコのそばにサイトでの評価が一番高い蕎麦屋があるので昼飯にする。
今日はへぎそばはやめて「つけ鴨南」にしたが蕎麦はヘギ。
やはり香りも味も弱く物足らない。
同じような評価でも、昨日の方が旨かった。
でも姫は子供用のセットにしておもちゃを貰って満足。
腹も一杯になった帰途につく。
1泊だけだが非常に良い経験をして大満足。
また稲刈りの時期とかに来たい。
あのおばあさんたちが元気なうちに。
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